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フィリップス、振動でいびきを抑える「スノアサイレンサー」

フィリップスは、眠りをサポートする「SmartSleep」の新製品として、振動で寝返りを促すことで「いびき」を抑制する「スノア サイレンサー」と、骨伝導スピーカー採用で快適性を向上した「ディープスリープ ヘッドバンド 2」を2月2日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、スノア サイレンサーが24,200円前後(税別)、ディープスリープ ヘッドバンド 2が47,000円前後(税別)の見込み。

スノア サイレンサーは、腹部付近に巻き付けて使用し、睡眠中に「振動」することで寝返りを促すもの。いびきは、仰向けで眠っている時に舌などが気道に落ち込むことで起きることが多いが、仰向けでの睡眠時に振動によって不快感を与えることで、横向き姿勢での睡眠を促す。これによりいびきの発生を抑制して、より深い眠りを促す。同社調査では、使用者の86%が「いびきが減った」と回答したという。

横向きでの睡眠を促していびきを抑制

センサーによって寝ている姿勢を計測し、仰向けと判断すると本体が振動。自然な寝返りを促す。スタートから30分間は睡眠を阻害しないよう振動はしない。自己学習も行ない、ユーザーの振動への反応に合わせて強さを最適化。慣れを防ぐために5日毎に振動パターンも変化させる。また、夜振動で目覚めてしまった場合は、振動を30分停止できる機能も備える。

本体にはディスプレイも備え、振動に対する反応率や、ベッドで装置を使用した時間、仰向けで寝ていた時間を可視化する。

初めて使用する場合は、「導入モード」を利用可能。あおむけで寝ていても毎回振動することはなく、8日間かけて徐々に振動回数を増やすことでスムーズに使用開始ができるようにする。

バッテリはリチウムイオン充電池で、充電時間は約8時間。満充電で最大8回使用可能。ストラップの長さは約72~130cm。重量は約29g。

骨伝導スピーカーを搭載した「ディープスリープ ヘッドバンド 2」

ディープスリープ ヘッドバンド 2は、脳波を計測し、睡眠が深くなったタイミングで500~2,000Hzの断続的なオーディオトーンを流すことで、深い睡眠時に出現する徐波(スローウェーブ)を活性化。深い睡眠の質を高めるウェアラブル型ヘッドバンド。

初代は耳を覆うスピーカーによりヒーリング音などを流していたが、新モデルでは骨伝導スピーカーを搭載。耳を覆うことなく同様の機能を実現。装着感も向上した。また、脳波センサーも3回までの使い捨てだったが、使用制限はなくなった。

従来モデルとの違い
耳の部分を覆わなくなった

新たにアラーム機能やスマートアラム機能、スリープサウンド機能などを搭載。

アラーム機能は設定時間に穏やかに起きられるよう、ヒーリング音で目覚めを促す。音は徐々に大きくなるため、驚いて飛び起きるような事は無いという。ヒーリング音は4種から選べる。

スマートアラーム機能は、寝ている間の睡眠段階を計測し、アラーム時刻から最大30分前の時間帯で、眠りが浅くなった状態になった時、ヒーリング音を流すことで自然な目覚めを促す。設定時間に浅い眠りが確認できなくても設定時間になればアラームが鳴る。

スリープサウンド機能は、就寝時に眠りをサポートする機能。4種類のヒーリング音から好きな物を選び、流すことで気持ちをリラックスさせる。眠りを感知するとヒーリング音は自動的に止まる。

脳波センサーは、額部分の3カ所で計測する。従来は3回までの使い捨てだったが今回は交換が不要になった。また、取り外して水洗いもできる。

額のセンサーと骨伝導スピーカー
センサーは取り外して洗える

専用のスマホアプリ「SleepMapper」もリニューアルし、UIなどが一新された。アラームやスリープサウンドの設定などはアプリ上で行なえる。

バッテリはリチウムイオン充電池で、充電時間は約3~4時間。サイズはMとLの2サイズ。Mサイズは頭囲51~58cm。Lサイズは58~67cm。重量は約110g。