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ソニーのクルマ「VISION-S」が公道走行。ソニードローン「Airpeak」で撮影

VISION-S

ソニーは、1月11日から14日にオンライン開催される「CES 2021」において、PlayStation 5や開発中のクルマ「VISION-S」などを紹介したほか、開発中のドローン「Airpeak」を初披露。「未来を再定義するテクノロジー」をテーマに、3D空間キャプチャによるバーチャルプロダクション技術なども紹介した。

VISION-Sは、ソニーがマグナ・シュタイアらと共同で開発した電気自動車。ソニーのイメージセンサーやセンシング技術を搭載し、センサーの開発などに活かすほか、オーディオやエンタテインメント技術のEV(電気自動車)展開の研究開発に使われる。ソニーの360 Reality Audio(360RA)を搭載する。

2020年のCESで初披露されたが、その後も開発を進めており、2020年12月からは技術検証のための公道走行をオーストリアで開始。新しいVISION-Sではセンサーを40個まで増やしており、公道走行の模様をビデオで紹介している。

VISION-S
VISION-S | Public Road Testing in Europe
VISION-S | Towards Contribution to the Evolution of Mobility

この公道走行の模様は、ソニーが2021年春に展開予定のドローン「Airpeak」で撮影。AirPeakは、プロフェッショナル映像制作領域向けのドローンで、2021年春から事業展開予定。ペイロードにはフルサイズミラーレス一眼カメラの「α」を搭載可能で、高画質な空撮映像を実現する。フルサイズα搭載可能機体として業界最小クラスで、安定した飛行を可能とする。

Airpeak | Aerial Shooting of VISION-S Road Test

また、クリエイター向けのさまざまなソリューションも出展。ボリュメトリックキャプチャを活用したバーチャルプロダクションでは、映画やテレビ制作用のセットやロケーションを3Dの点群データ(ポイントクラウド)として取り込み、ソニーイノベーションスタジオのソフトウェア「Atom View」で再現。バーチャル映像制作のための背景映像としてCrystal LEDディスプレイにリアルタイムに映し出す。

©Sony Innovation Studios
©Sony Innovation Studios