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「空飛ぶクルマ」飛行ルート実証実験。ヘリでセントレアから志摩スペイン村へ

中日本航空、名古屋鉄道、ANAホールディングスは、三重県との受託契約に基づき、「空飛ぶクルマ」が実用化された際のルートを想定したヘリコプターによる実証実験(三重県志摩市~中部国際空港)を1月13日から行なう。

三重県志摩市と中部国際空港間の移動には、地上交通を利用した場合、高速道路を利用しても約2~3時間かかるが、空を使った移動にすることで約20分へと大幅に時間短縮し、交通利便性を向上するのが狙い。

実証実験では、観光ビジネスへの「空飛ぶクルマ」の活用を目的に、「空飛ぶクルマ」の代替としてヘリコプターを活用。志摩スペイン村第3駐車場と中部国際空港間における旅客輸送、実際の旅客機を利用した旅客の中部国際空港での乗り継ぎ、地上交通を利用した旅客の志摩スペイン村や中部国際空港での乗り換えを実際に行なう事で、ルート飛行における法令や手続きに関する課題の抽出、空港や場外離着陸場における利便性確認に取り組む。

空港内で旅客便から「空飛ぶクルマ」への乗り継ぎを想定し、実際に搭乗者の乗り換えを通じて課題抽出する取り組みは全国初。

実施期間は1月13日、14日の2日間。悪天候時は予備日の1月27日、28日に実施する。各日往復(2フライト)、計4フライト。飛行距離は、志摩スペイン村から中部国際空港までの片道約60km。使用機材はベル430(巡航速度230km/h、定員8名)。