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商店街をイベントで活性化する「Go To 商店街」

経済産業省は、商店街の活性化を支援する「Go To 商店街」の先行募集(1次締切)の結果を発表34の事業者を公開した。先行募集は10月9日から30日までの間に3回行なわれ、10月30日からは通常募集が開始される予定。

Go To 商店街は、3密対策等の感染拡大防止対策を徹底しながら、商店街等がイベント等を実施し、周辺地域で暮らす消費者や生産者等が「地元」や「商店街」の良さを再認識するきっかけとなる取り組みを支援するもの。支援金額は300万円×申請者数+500万円で、1申請あたりの上限額は1,400万円。

各地域で、消費者や生産者との接点を持つ「商店街」が、率先して「地元」の良さの発信や、地域社会の価値を見直すきっかけとなる取り組みを行ない、地域に活気を取り戻していくことを通じて商店街の活性化につなげる。

選考方法は、Go To 商店街事務局がイベント等を実施する商店街等を募集。応募された提案について審査し、実施する商店街等を決定する。

応募対象となるのは、特定の商店街等(商店街その他の商業の集積)の活性化につながる取組を実施できる商店街組織等。具体的には、商店街組織(任意団体含む)、商工会、商工会議所、温泉街、飲食店街、民間事業者等が対象となる。

実施するイベントは、地元や商店街の良さを再認識できるような商店街イベント等とされ、オフラインでのイベントも含まれる。また、新たな商材の開発やプロモーションの制作なども対象となる。

イベントの一例

支援対象となる経費はイベント等を実施するために必要なもの。例えば、地元パフォーマー等の出演費や、感染予防品の購入、アルバイトの雇用費用、ウェブサイト等構築費用や宣伝広告など。あくまでイベントや商品・サービスの開発などが対象になるため、プレミアム付商品券や金券、備品の購入、施設整備費用などへの使用は対象外になる。

実施箇所は申請者の所在エリア及び、申請者の所在エリアに来街が見込める隣接エリア。オンラインイベントや商材開発などの場合はエリア制限はない。

先行募集は10月19日から11月30日に開始する事業を対象として募集。10月30日から開始する通常募集では、12月1日以降事業を開始する事業者を募集する。Go To 商店街事業の実施期間は2021年2月14日まで。