ニュース
KDDI、圏外エリアでドローン遠隔制御 スターリンク活用
2026年7月22日 12:34
KDDIとKDDIスマートドローンは、「au Starlink Direct」とドローンを接続した飛行制御の実証に成功した。Starlink Mobileとドローンの直接通信による飛行制御は国内初で、従来は飛行制御が難しかったエリアでの飛行が可能になり、災害時や山間部の遭難者捜索、獣害対策、インフラ点検などさまざまなケースでの活用を見込む。
実証は茨城県高萩市において5月18日に実施された。Starlinkの承認のもと、携帯電話の電波が届かないエリアの上空で「au Starlink Direct」とドローンを接続した飛行制御に成功した。
従来のドローンの遠隔運航は主にモバイル通信を用いて実現してきたが、地上と上空では通信環境が異なり、上空でモバイル通信が圏外となりドローンの飛行が困難となるケースがあったという。
今回の実証では、上空でモバイル通信が圏外となるエリアにおいて、飛行中のドローンが「au Starlink Direct」で通信し、機体制御信号と動態情報(テレメトリー)の送受信を行なった。これにより、従来のモバイル通信だけでは飛行制御が困難だったモバイル通信圏外の環境下でも、ドローンの飛行を実現できることが確認された。
この技術を活用し、災害時に通信環境が不安定となったエリアでの状況確認や、モバイル通信が届きにくい山間部での遭難者の捜索、クマなどによる獣害被害の対策、橋梁などのインフラ点検、地域の見守りなど、さまざまなドローンのユースケースの創出を、官民連携で進めていく方針。
今後は、モバイル通信と「au Starlink Direct」のハンドオーバーによる通信方式の最適な組み合わせや、モバイル通信圏外エリアにおける目視外でのドローンの遠隔運航を検証し、各地域の特性やユースケースに応じた運用体制の確立を目指すとしている。

