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ゆうちょ銀、「mijica」が届く前にも不正利用の可能性

ゆうちょ銀行のデビット・プリペイドカード「mijica」が、利用者に届く前に不正利用される可能性があることが分かった。

mijicaは、申し込み後にカードが口座登録の住所に届くことから正当権利者であることを確認していたが、mijicaカードが届くまでの間に、専用Webサイトでカード番号の一部(下4桁)と有効期限が確認できるため、残りのカード番号を同定すれば不正利用が行なえる可能性があった。

そのため同社は、7月1日から10月3日までの期間で、カード申込日から通常の送達期間までの間に利用があるカードを調査。その結果、不正な作成・利用の可能性がある3件を確認し、同カードの利用を停止した。口座登録者については現在連絡が取れておらず、状況確認はできていない。また、9月29日以降に申し込んだ利用者に対しては、安全のため利用を一時的に停止している。

ゆうちょ銀行では、10月3日に不正アクセスによりmijica会員情報が不正に取得された可能性があることが発覚したことから、同日よりmijica専用Webサイトを停止、新規のmijica発行も停止していたことから、新たな被害は発生しないとしている。

また、現時点では、不正な作成・利用が疑われる苦情は確認できていないとしているが、被害が判明した場合には全額補償する。また、過去に同様の被害がないかを確認するため、調査対象期間を遡って調査を継続する方針。