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JALの遅延・欠航時補償をプリペイド化「JAL専用バニラ Visa ギフトカード」

インコム・ジャパンとVisa(ビザ・ワールドワイド・ジャパン)は、日本航空(JAL)向けに専用のVisaプリペイドカード「JAL専用バニラ Visa ギフトカード」を発行する。

JALではこれまで、機材トラブルなどによる大幅遅延や欠航の際に、現金による地上交通費の補償を行なっていた。しかし、外国籍や海外在住の利用者など、日本円の現金を必要としない人に不向きであることや、全世界でキャッシュレス化が進んでいることなどを踏まえ、より利便性の高いVisaプリペイドカードの導入を決めた。

発行はインコムが担当。通常のVisaカードと同じく、世界約6,100万のVisa加盟店(インターネットを含む)で利用できるVisaプリペイドカードで、カード発行時の個人情報の取得や審査が不要。設定金額は1,000円~10万円の間で、1円単位で自由に設定できる。

また、法人向けに提供するWebアクティベーションシステムを活用し、JALから利用者に渡す直前にカードを有効化。JALは現金をあらかじめ準備する必要がなくなり、財務面の効率化が図れ、カードは有効化するまで使えないため、管理面での安全性に優れる。また、カードの有効化に関する情報がデジタル化されるため、有効化された金額の把握や集計作業など、JALにおける事務処理を大幅に軽減できるという。