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SNS上の嫌がらせで利用停止も。Twitter、LINEなどSNS業界団体

一般社団法人ソーシャルメディア利用環境整備機構(SMAJ)は、プロレスラーの木村花さんが亡くなった事件を受けて、26日に緊急声明を発表した。SNSでの嫌がらせ等を防ぐための、ソーシャルメディア上の名誉毀損や侮辱等のコンテンツ投稿への対処や取り組みを進める。

SMAJは、Facebook Japan、LINE、Twitter Japan、ByteDanceなどのコミュニケーションサービスを展開する事業者が4月に設立。今回の事態を受け、「実効性ある取組」を目指す。

禁止事項の明示と措置を徹底。利用規約に記載するだけでなく、禁止事項についての啓発広報を実施する。禁止事項等に該当する行為を把握した場合、全部または一部のサービスの利用停止などの措置を徹底する。

また、SMAJの特別委員会において、取組内容の公表や、取組の有効性の検証などを実施。業界全体の取組の透明性向上に努める。啓発活動や、関係団体等による情報モラルの向上を図る教育等にも取り組むほか、被害者への必要な支援や対応について検討し、支援活動を行なう。

利用者の表現の自由や通信の秘密の保護等を尊重しつつ、必要かつ効果的な取組を実施し、さらなる対策を検討していく。