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男女共用トイレや授乳室の案内図記号をJIS規格で統一

追加された案内用図記号

経済産業省は、日本産業規格(JIS)制定および改正を行なったことを発表。JIS Z8210(案内図記号)に、男女共用トイレや授乳室などが追加された。

追加されるのは、「男女共用お手洗」、「こどもお手洗」、「授乳室(女性用)」、「授乳室(男女共用)」、「おむつ交換台」、「介助用ベッド」、「ベビーチェア」、「着替え台」、「カームダウン・クールダウン」の9つ。日本国内および海外へのアンケート調査や、関係者の意見を踏まえて決定したという。

改正の背景には、近年のトイレ設備の機能分散化や、安心して子育てができる環境の整備、高齢社会やジェンダーフリーといった社会事情の変化に適合するための、新たな案内用図記号の必要性の高まりがある。そういった状況において、外国人観光客を含めた、多くの人にとってよりわかりやすい案内表示の構築を目指す。

追加された案内用図記号が公共施設等で活用されることによって、今まで施設ごとで異なっていた案内用図記号の統一化が進展し、施設利用者の利用促進および一般の人々の認知度が高まることが期待できるとしている。