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紙素材の"自然派"チューブ型パウチ。凸版印刷

(左から)チューブなパウチと紙パウチのイメージ

凸版印刷は、紙素材を使用したチューブ型パウチ「チューブな紙パウチ」を開発した。チューブの使いやすさとパウチの絞り出しやすさを両立させたパッケージで、胴部には紙素材を採用している。

チューブなパウチは、一般的なラミネートチューブよりも胴体の厚みを薄くし、また胴体を封筒状に折り畳む加工などにより、中身を容易に、かつ最後まで絞りやすくした容器。プラスチック樹脂の使用量はラミネートチューブと比べ、30%以上削減できるという。そのほか胴部の内側には、高いバリア性能を持つというフィルム「GL BARRIER」を採用している。

チューブな紙パウチは、チューブなパウチの構造を採用することで機能を維持したまま、最外装を紙化。自然派・オーガニック商品においてパッケージ全体での商品コンセプトを表現するなど、紙ならではの質感、風合いを活かしたデザイン・プロモーションが可能としている。

(左から)一般的なラミネートチューブと紙パウチの絞りやすさの比較と内容物を使い切ったイメージ

また、プラスチック樹脂の使用量は、チューブなパウチよりもさらに大きいラミネートチューブ比50%削減を実現しているという。

凸版印刷は、2020年度に食品・トイレタリー・医薬分野にむけて、関連受注を含めて10億円の売上げを目指す。