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テスラをマンション入居者でシェア「soleco EV Share」。三菱地所レジ

三菱地所レジデンスとつなぐネットコミュニケーションズは、太陽光発電と高圧一括受電「soleco」とテスラのEV カーシェアリングを連動させたサービス「soleco EV share」を開発した。第1弾として、新築分譲マンション「経堂5丁目プロジェクト」と「川崎市宮前区宮崎3丁目プロジェクト」に各1台導入する。

soleco EV shareの導入により、入居者はマンション専用の電気自動車「テスラ」をリーズナブルに使用できる、アプリでの事前会員登録のみで予約から利用・決済が全てスマートフォンで完結する。時間価格は15分200円、6時間で4,000円、12時間で6,000円、24時間で8,000円。距離料金は5円/km。

solecoは、三菱地所レジデンスが、40戸以上の新築分譲マンションに搭載している高圧一括受電と太陽光発電を組み合わせたサービス。居住者の負担なく、太陽光パネルを設置し、毎月の電気使用量が10%安くなるほか、太陽光発電を共用部で使用するため、共用部の電気代を削減できる。

三菱地所レジデンスは、solecoとともに、EV カーシェアリングのための充電設備を設置。共用部電灯の電気系統に電気自動車の充電設備を接続し、共用部と充電設備で太陽光発電の電力を共用する。九州電力は入居者専用EVカーシェアサービス「weev」を提供し、敷地内駐車場にEVを設置し、メンテナンス等の運営まで担う。管理組合は従来のカーシェアリングサービスで発生する月額サービス利用料が発生せず、負担は駐車場の無償提供と充電費用のみとなる。

太陽光発電を活用した電気自動車を採用することで、環境負荷がより少ないサービスを構築。また、入居者に手軽に電気自動車を使う機会の創出し、電気自動車普及による環境負荷軽減を目指す。三菱地所レジデンスは、「soleco EV share」をマンションの新たな付加価値の一つとして、首都圏を中心により多くのプロジェクトで導入予定。

導入予定の経堂5丁目プロジェクトは、小田急小田原線 経堂駅徒歩9分。地上7階、地下1階建てで総戸数は91戸。竣工予定は2021年12月。

川崎市宮前区宮崎3丁目プロジェクトは、東急田園都市線 宮崎台駅徒歩5分。地上9階建てで総戸数は123戸。竣工予定は2022年2月。