ニュース

神奈川県、「猫民カード」発行開始。「犬民カード」に続き

神奈川県は、PECO、神奈川県獣医師会と協力し、飼い猫へのマイクロチップ装着費用の補助を開始。PECOのマイクロチップ装着率向上に向けたWebサイトへの登録(無料)の特典として、電子版「猫民カード」を発行する。開始日は2月12日。

PECOは、マイクロチップ装着率向上に向けたWebサイトを運営。神奈川県とは、動物愛護のメディアパートナーとして情報発信・普及啓発等に関する連携協定を締結している。

猫民カードの発行は、神奈川県民が飼育している猫が対象。PECOのマイクロチップ装着率向上に向けたWebサイトに登録し、ペットの情報を入力することで、サイト上で猫民カードの画像が作れる。実物のカードの発行は行なっていない。

カード画像はパソコンやスマートフォンへの保存やSNSでのシェアが可能。これまで、犬民カードの発行も行なっていた。

マイクロチップ装着率向上に向けたWebサイトより

マイクロチップ装着費用の補助については、神奈川県民が神奈川県内で飼育している生後6カ月齢以上の猫が対象。横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市の住民は対象外。猫民カードはこれらの市民も対象。

実施期間は2月12日から3月31日まで。補助額の上限は2,500円で、装着費用が2,500円を下回る場合はその額。頭数は222頭で、期間内でも予定頭数に達した時点で終了。

補助を受ける流れは、PECOのWebサイトで公表されている神奈川県獣医師会会員の協力動物病院に猫を連れていき、補助制度を利用してマイクロチップの装着を希望する旨を伝える。補助額分を減額された費用を支払い、補助を受けた旨を記載した書類に署名し、動物病院に提出する。提出する書類は動物病院に設置されている。

マイクロチップ装着後は、飼い主情報(飼い主の名前、連絡先、猫の種類、名前、性別など)をAIPO(動物ID普及推進会議)のデータベースシステムに登録する必要がある。

マイクロチップのメリットとして、迷子、盗難、災害の際などに、飼い主を特定できることが挙げられている。マクロチップは電池不要で、半永久的に使用できるという。