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ドコモとリクルート、「dポイント」で連携。じゃらんなど12サービスに導入

NTTドコモとリクルートは、「dポイント」を中心としたサービス連携について業務提携契約を発表した。ドコモが提供する共通ポイント「dポイント」を中心に、リクルートのサービスを連携。リクルートの各種Webサービスでdポイントが貯まる・使えるようにする。

2020年度第3四半期を目処に、リクルートのWebサービスに「dポイント」を導入。じゃらん、ホットペッパーグルメ、ホットペッパービューティ、ポンパレモールなどで使う「リクルートID」とドコモの「dアカウント」が連携し、リクルートグループの12のWebサービスで、従来の「Ponta」に加え、dポイントが選択できるようになる。

これにより、リクルートの約20万店舗とdポイントクラブの7,300万の会員基盤が連携可能となる。また、dポイント加盟店の販促支援など、マーケティング協業についても検討。dポイントクラブ会員基盤の拡大に取り組む。

リクルートは、共通ポイント「Ponta」を運営するロイヤリティ マーケティング(LM)の株主(15%)で、これまでPontaを中心に展開していた。Pontaについては、'19年12月にKDDIがLMの株式20%を取得し、共通ポイントをau WALLETポイントからPontaに切り替える方針を発表していた。

Airレジがdポイント対応など、中小店舗向けでも協力

ドコモとリクルートの提携は、中小店舗向けの業務・経営支援サービス展開でも推進予定。Airペイなど、リクルートライフスタイルの「Air BusinessTools」において、連携を強化する。

お店の決済サービス「Airペイ」のオプションサービス「Airペイ ポイント」で、dポイントの取り扱いを4月から開始予定。Airペイを導入している店舗でdポイントをためたり、使ったりすることができるようになる。

Airペイ ポイントがdポイントに対応
Airペイの決済手段が29種類に

今後は、中小個店向けの業務・経営支援に向けた新サービス「Airシリーズ for docomo(仮称)」の提供について、共同で検討。また、'19年4月から実施している全国のドコモ販売代理店の営業活動を通じた「Airペイ」導入店舗の開拓についても、継続して取り組む。