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店舗体験を売る新しい小売「b8ta(ベータ)」、今夏上陸。有楽町・新宿に

店舗内の区画を様々なブランドに定額で提供し、実店舗への出品をオンライン広告のように手軽にするサービス「b8ta(ベータ)」が日本に上陸する。2020年夏に新宿マルイ本館と有楽町電気ビルへの2店舗同時出展する。

2015年にサンフランシスコで創業したb8taは、店舗内の区画をブランドに定額提供する「Retail as a Service(RaaS:サービスとしての小売)」と呼ばれる店舗運営ソリューションを開発。1月現在、米国に24店舗、ドバイで1店舗を出店している。

オースチンのb8ta店舗

出品スペースには、製品のイメージ映像や説明を流すディスプレイが備わり、タイムリーにPRコンテンツを更新できる。また、店内で来店者がどのような体験をしたかをカメラで収集し、ソフトウェアで行動分析可能にする。

有楽町エリアでは、有楽町電気ビル1階に旗艦店を出店。新宿では、新宿マルイ本館1階への出店を予定している。さらに、今後も「マルイ」「モディ」への出店拡大を予定しているという。

サンタモニカのb8ta
サンタモニカの店内
シアトルの店内
オースチンの店内

日本展開にあわせて、ベンチャーキャプのEvolution Venturesとb8taが合弁でb8ta Japanを設立。また、丸井グループや三菱地所、カインズの3社がEvolutionに出資したほか、凸版印刷は米b8taに出資。日本での新たな小売体験創出を目指す。