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御殿場アウトレット、新設エリア「ヒルサイド」が4月オープン

「ヒルサイド」エントランスイメージ

三菱地所・サイモンは、「御殿場プレミアム・アウトレット」(静岡県御殿場市)の第4期増設オープン日を4月16日に決定した。第4期増設では、新設エリアの開業に加え、施設全体の滞在性と快適性を強化するとしている。同時に、既存エリアのリニューアルも行なう。

御殿場プレミアム・アウトレットは、日本国内初のプレミアム・アウトレットとして、富士山の麓に2000年7月に開業。開業20年の節目の年に約12年ぶりに増設する。

「ヒルサイド」エリアイメージ

富士山ビューのスポットを設けた新設エリアは「Hill Side(ヒルサイド)」と命名。店舗面積約17,000m2に、アウトレット日本初出店13店舗を含む物販72店舗、飲食16店舗の計88店舗(既存店舗の移転22店舗含む)がオープン。既存エリアとあわせて、全体で店舗面積約61,000m2と、日本最大のアウトレットセンターに進化する。

第4期増設後 鳥瞰図 イメージ
「ヒルサイド」(店舗)イメージ マップ

「ヒルサイド」には、物販では、ラグジュアリーブランドを中心に、セレクトショップ&カジュアルファッション、キッチングッズやキャラクター、ステーショナリーなど、全方位でのブランドラインナップの拡充を図る。

「ヒルサイド」イメージ

飲食店では、フードエリアを形成したほか、6店舗集積した「ITADAKI TERRACE(いただきテラス)」と称したフードホールを新設。“富士山ビュー”を第一に設計されており、「ヒルサイド」の一番高い場所に位置する。

「いただきテラス」外観イメージ

イタリア製で直径7mのメリーゴーラウンドや、タワー型ライド、コインレールライドなどを備えたプレイグラウンド(有料)も新設する。

また、新たに3カ所の立体駐車場等を建設。現在の約5,000台から約7,000台へと約1.4倍に拡大(ホテル専用駐車場を除く)するほか、外周道路の拡幅工事や来場経路の道路改修工事を実施し、来場の利便性を向上。さらに2019年3月に、足柄スマートインターチェンジが開通したことで、施設にアクセスしやすくなったという。

増加するインバウンド来場に対応した団体観光バス専用の「ヒルサイド バスターミナル」を新設。拡大した施設の回遊性を高めるヒルサイド バスターミナルとウェスト バスターミナルを結ぶ場内循環シャトルバスの運行も予定している。

「ヒルサイド バスターミナル」イメージ

バスターミナル横にはラウンジ併設のウェルカムセンターを配置。英語、中国語対応スタッフのほか、画面による通訳サービスにより様々な言語での案内可能としている。様々な国や宗教の利用者に対応し、男女別のプレイヤールーム(祈祷室)も設置する。

ウェルカムセンターイメージ

既存エリアとヒルサイドを結ぶ2カ所に橋を設置。そのうち、既存エリアの「ウェストゾーン」に繋がる全長約180mのトラス橋は、富士見十二景にも選ばれた既存エリアにかかる「夢の大橋」につづく“第二の大橋(仮称)”として設置。片側には、屋根を設け、雨天時の動線を確保。雨にぬれることなく新設ゾーンと往来が可能となるほか、橋の中央にはビューポイントを設ける。

新設の橋からみた「ヒルサイド」イメージ

既存エリアのリニューアルでは、スポーツ&アウトドアブランドが集積するゾーンが登場。またラグジュアリーブランドの拡充を実施する。また、施設全体の回遊性を高めるキーブランドの移転や、店舗の大型化などを進め、2020年夏の20周年を目途に、順次オープンする。

ヒルサイドの開業に先駆け、2019年12月には小田急グループにより、客室の半数以上で富士山ビューを楽しめる「HOTEL CLAD」と、自家源泉の露天風呂などが完備された日帰り温泉施設「木の花の湯」を開業。ショッピングだけでない“アウトレットの新たな楽しみ方”を提案するため、滞在の機能を拡充したとしている。