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動くメガネスーパー。車両で店舗と同じ商品・サービスを提供

車両型移動式店舗イメージ

メガネスーパーやメガネハウスなどを運営するビジョナリーホールディングスは、店舗と同じサービスをいつでもどこでも提供できる、車両型移動式店舗を2020年1月から導入。全国を対象に順次サービスを展開する。

車両型移動式店舗は、眼やメガネ、また補聴器に困っている人に場所や時間を選ばず、迅速に対応できる体制を構築するものとしている。機動力を活かし、企業や工場の従業員向けに、専門機器を使った集団視力測定などを実施するほか、未進出地域におけるポップアップストアとしての短期間出店や、催事開催などの新しい活動も展開。好評のエリアには定期訪問化を図り、新規顧客の獲得を図る。

なお今回の導入は1両。車両の稼働状況を見た上で今後随時追加していく。

また従来より、高齢や病気など、来店が容易でない人に、自宅や施設などに訪問して店舗と同じ質の商品・サービスを提供する「メガネと補聴器の出張訪問サービス」や、被災直後に店舗や避難所において既製老眼鏡の無償提供や、使い捨てコンタクトレンズの無料配布などを実施していた。

そうした背景から、健康でも買い物が困難な過疎地への出張や、店舗網がない自然災害被災地への支援活動を実施。将来的には医療と連携し、遠隔診療をサポートするサテライトとしての活動も検討するとしている。

車両の外形寸法は8,220×2,400×3,520mm。車両の主な装備は、電動ウィンチ(牽引可能重量約2トン)、後部牽引装置、車イス昇降用電動リフト、電動オーニング(サイド&リア)、スピーカー、発動発電機他、視力測定ルーム2室、夜間視力測定器、リラクゼーションルーム、補聴器相談コーナー、レンズ加工機車内ネット環境によるPOS関連機器など。