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LINE Pay、還元抑制でMAU204万減。コアユーザーを習慣化

LINEは30日、2019年12月期第3四半期決算(1-9月)にあわせて、LINE Payの事業進捗を公表した。LINE Payのグローバルユーザーは5,000万人を突破し、国内登録ユーザーは3,690万人。一方、MAU(月間アクティブユーザー)は、300億円キャンペーンなど大型キャンペーンを連発した第2四半期から204万人減の286万人となった。

第3四半期(7-9月)は、ユーザー還元などのマーケティング費用を削減。第2四半期は「300億円」「Payトク」などのキャンペーンで約97億円使っていたが、第3四半期は8億円に抑制。結果MAUは減少したものの、グローバル取扱高は2,870億円で、前期比でほぼ横ばいとなった。また、MAUは第1四半期(170万)との比較では67.8%の成長となる。

MAU減少も取扱高は横ばい

本人確認(KYC)済みのユーザーは500万人を超え、送金件数も第1四半期との比較で2倍以上となった。「コアユーザーによるLINE Pay利用が習慣化。ばら撒きによる一時的なユーザーのアクティブ化でなく、LINE Payの様々な機能や資産を通じてサービスの充実化によるオーガニックな成長を実現する」という。