ニュース

西武、東京~軽井沢間のヘリ直行便運行。期間限定で

西武ホールディングスは、エアモビリティの交通プラットフォームを開発するAirXと協業し、東京~軽井沢間のヘリコプター直行便を期間限定で運行する。期間は、10月26日から31日と11月2日から4日。価格は1人43,900円。

新たなモビリティサービスの実現を見据えた実証実験。日帰り利用も可能なため、宿泊場所の制限がなくなるとしている。また、週末を中心に発生する交通渋滞を回避できること、紅葉で色づく軽井沢の空の旅を楽しめることをメリットとする。

東京~軽井沢間の所要時間は55分で、一般車両の所要時間の約1/3、価格についてはヘリコプターチャーター市場価格約14万円の約1/3としている。

発着場所は、東京が東京ヘリポート(江東区新木場)、軽井沢が軽井沢プリンスホテル、または浅間プリンスホテル。時間は、往路が9時30分東京出発、10時25分軽井沢プリンスホテル到着予定。復路が15時30分出発、16時25分到着予定。

1機定員5名で、3歳未満は無料(ひざ上搭乗可)。予約人数によっては1機定員3名の機体を運用。最少催行人員は2名。天候不順等で欠航する場合がある。

また、直行便実施日と同日の11時から15時まで、軽井沢プリンスホテル停留中に遊覧飛行体験を提供する。体験フライト(乗合)が5分程度で、1人あたり7,000円。貸切フライトが8分48,000円、18分84,000円

ヘリコプター直行便の実証実験は、夏季に実施した東京~下田プリンスホテル間の運行に続く第2弾。第1弾の運行日数は合計36日間、利用者数は93名。

西武ホールディングスは、新規事業を創造するための専門部署「西武ラボ」を設立し、オープンイノベーションによる新規事業創出を推進。オープンイノベーションプログラム「Biz Lab Accelerator 2017」にて採択したAirXとの協業により、航空機イノベーションを見据えた次世代交通ビジネスに挑戦するとしている。

今後は、エリアへの直行便だけでなく、ヘリコプターチャーターを活用した、西武グループが保有する宿泊施設等を周遊するトリップツアー構想に向けた検証を行なう。