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京急、東京・船橋・横浜と三浦半島を結ぶヘリコプター路線。AirXと協業

ヘリコプターから見える三浦半島エリアの街並み

京浜急行電鉄(京急)とAirXが、資本業務提携に関する契約を締結。京急、AirX、およびサムライインキュベートは、「空」を舞台とする新しい交通の形づくりを目指す。

京急とAirXはこれまで、エアーモビリティを活用した観光プランの実現および三浦半島の回遊性向上を目的とする「SKY RESORT MIURA」プロジェクトを実施し、その中で三浦半島地区における遊覧旅行、宿泊付き商品の開発などの実証実験を行なってきた。

今回の出資を通じて両社の関係性を強化。共同で、東京・船橋・横浜エリアと三浦半島を結ぶヘリコプター路線の開設や、ヘリポートの運営事業を行なうことで、新たな観光の創出を図る。

具体的には、’21年度から’23年度に、三浦半島地区に常設ヘリポートを設置し、京急とAirXで共同運営を実施。東京・船橋・横浜~三浦半島を想定運行経路とし、他エリアと設置したヘリポートを結ぶ新規路線を開設する。また、新規路線の開設と並行して、三浦半島上空を巡る遊覧飛行商品や、三浦半島地区の施設のヘリコプター送迎つき宿泊プランを開発する。

中長期的には、京急が「成長トライアングルゾーン」と位置付ける拠点である品川・羽田・横浜地区へのスカイポート(空の駅)の設置や、「空飛ぶクルマ(eVTOL)」などの商用化についても検討。空を観光だけではなく、移動手段とする新たな交通の形づくりを目指す。

スカイポートの設置は’23年度から’25年度、空飛ぶクルマ商用化は’25年度以降を計画している。