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小田急、無人チェックイン・鍵管理システム設置で民泊対応。鉄道駅初

KEY STATION イメージ

小田急電鉄はKeeylsが運営する無人チェックイン・鍵管理システム「KEY STATION」を小田急線の下北沢駅と町田駅に設置する。民泊需要の拡大に対応し、駅を安心・安全な鍵の受け渡し拠点とすることが目的。鉄道駅初としている。

設置予定日と場所は、下北沢駅が9月25日で改札外コンコース、コインロッカー付近、町田駅が10月中旬で改札外コンコース。利用時間は始発から終電まで。

KEY STATIONは、キーボックス等のデバイスと連携した鍵管理システムと本人確認システムがセットになったシステム。本人確認システム「KS check in」と、鍵の受け渡し用のキーボックスがセットになっている。

KEY STATION イメージ

KEY STATIONのサービスが開始されたのは'16年7月。貸したい(提供したい)人と利用したい人の間に生じる時間的・物理的な乖離を、ITとIoTの技術を利用して解決するシステムとして、都内のコンビニエンスストアを中心に展開している。

旅館業法および住宅宿泊事業法に対応した宿泊施設のチェックイン機能を備えており、主に簡易宿所や民泊施設などの鍵の受け渡し利用を想定。またマンスリーマンションや賃貸物件の内見、シェアオフィス、家事代行、カーシェアでの利用も想定している。

訪日外国人旅行客の民泊需要等を踏まえ、下北沢駅と町田駅を最初の設置場所としたという。今後は、KEY STATIONの利用状況により設置駅の拡大方針を検討するとともに、各駅における周辺エリア特性を踏まえた駅の利便性向上のための施策を実施するとしている。