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LINE Clova、発話履歴をアプリで確認・消せる「アクティビティ機能」

LINEの音声アシスタント「Clova」に、発話履歴をアプリから確認できる「アクティビティ」機能が追加された。これにより、Clovaに対して行なわれた発話や、Clovaに話しかけた言葉がどのように音声認識されているのかを確認できる。

これにより、「どのように話しかければClovaが聞きとりやすいのか」がユーザーからわかりやすくなり、「特に、マイコマンドの登録やClova Homeのデバイス名変更などに役立つ」としている。

アクティビティ機能は、ユーザーが管理するClova搭載デバイスから、直近100件の発話履歴を確認可能。LINE Clovaアプリの[サービス設定]から[アクティビティ]から確認できる。なお、LINEメッセージの送受信、LINE無料音声通話、LINEビデオ通話については、ユーザープライバシー保護の観点からアクティビティの保存・表示をしていない。

Clovaでは、ユーザー同意のもと、各規約に基づき発話の音声データを学習し、音声認識の品質改善を行なってきた。今回のアップデートから、LINE Clovaアプリに音声データの提供を無効にする選択肢を用意した。

Clova等の音声アシスタントでは、精度向上のため、音声を録音や解析が行なわれている。その過程について、海外を中心にプライバシーに関する問題などが指摘され、AmazonのAlexaやAppleのSiriでは、運用の変更や記録音声をユーザーが把握・削除できる機能などが追加。Clovaでも同様の対応が行なわれたこととなる。