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帝人は帽子を濡らす、CDシステムは帽子の内側で遮熱【猛暑対策展】

猛暑対策展が7月24日から26日の期間で、東京ビッグサイトで開催。ここでは帽子関連のアイテムとして、帝人ブースの濡らして被る帽子「GETTCOLD'S」と、帽子の内側に貼って遮熱するCDシステムの「ピタバリアクールCAP」を紹介する。

ただ濡らすだけではなく、素材にこだわり

帝人ブースの「GETTCOLD'S(ゲットコールズ)」は、水に濡らして被ることで涼感を得られるという帽子。ロゴが入った「クラブセリエ」(3,800円)に、無地の「シンプルモデル」(3,800円)、遮熱性能を持つ素材を使用した「ナノフロントキャップ」(4,500円)が加わった。

GETTCOLD'S ナノフロントキャップ

想定利用シーンは、キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーン。

素材には、水を含ませて被ることで、水が蒸発するときの気化熱が周りの熱を奪っていく効果で涼しく感じられる「ベルオアシス」を使用。木綿の7倍の吸湿能力と、素早く吸水し圧力を加えても水分を逃しにくい吸水速度を特徴としているという。

使用方法は、帽子を水に濡らした後、余分な水分をふき取り、あとは被るだけ。涼感作用が薄れた場合は、再度水に濡らす。なお使用後は手洗いした後、陰干しをする。

ブースでは思い切りよく水に浸されていた

ナノフロントキャップは、帽子の上部に遮熱性能を持つ「ナノフロント」を使用。ナノフロントとは、直径700ナノメートル(髪の毛の断面積の7,500分の1)の超極細ポリエステルファイバー。ナノフロントのシルバーの場合、遮熱率は64.4%、遮光率は99.99%、紫外線遮断率は99.9%だという。

カラーは、クラブセリエがホワイト、ブラック、グレー、シンプルモデルがブラック、グレー、ネイビー、ナノフロントキャップがブラック、シルバー。

特殊反射材で熱を反射するピタバリアクールCAP

ピタバリアクールCAPは、帽子の内側に装着して遮熱する猛暑対策グッズ。価格は1,980円(税込)。装着するためのテープが付属する。

輻射熱反射材、反射抑制材、消臭・抗菌・除湿材で構成されており、帽子の内側に付けることで、太陽の熱を反射するという。

赤枠部分の白いシート状のものがピタバリアクールCAP

またCDシステムブースでは、帽子の後ろ側に首筋に向かって垂らすように装着し、首元で感じる熱を遮るための「ピタバリアクールフラップ」を新ラインアップとして展示。価格は680円(税込)。こちらは帽子の外側に見えてしまうという、見栄えの問題もあるので、ブースの担当者は「チャレンジした商品」と話していた。

赤枠部分の銀色のシート状のものがピタバリアクールフラップ

ブースでは、マネキンの後方から熱を当て、ピタバリアクールフラップを使用している場合と使用していない場合の首筋の温度を比較。無しでは42.9℃、有りでは30.7℃となっていた。

ピタバリアクールフラップ有無の温度比較