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AbemaTV、「マネタイズにも本腰」。有料会員は44.8万人

サイバーエージェントは24日、2019年度第3四半期決算を発表した。売上高は前年比8.8%増の1,136億円、営業利益は同38.3%増の94億円で増収増益となった。AbemaTVは、緊急会見生中継で週間アクティブユーザー(WAU)が1,000万を超えるなど「順調にベースアップ」しているという。有料会員「Abemaプレミアム」は、44.8万人に増加した。

2019年度第3四半期業績

第3四半期業績は、全社的なコスト構造の見直しなど構造改革の遂行により前年比38.3%の大幅な増益となった。これを受け、2019年度の業績見通しは、1月発表時の営業利益200億円から、290億円に上方修正。なお、売上高の見通しは4,400億円で変更はない。

AbemaTVを中心としたメディア事業の売上高は前年比14.6%増の89億円。営業利益は赤字幅を縮小してマイナス47億円となった。

メディア事業

AbemaTVは、開局3年2カ月で4,200万ダウンロードを突破。山里亮太と蒼井優の結婚会見や、1,000万円シリーズスペシャルマッチの那須川天心vs亀田興毅、宮迫博之と田村亮の緊急会見の3番組が1,000万WAUを超えた。

緊急会見生中継、特別番組で1,000万WAU超え

地上波のテレビ朝日とAbemaTVの連携も強化。特別番組放送前後に地上波と連携したり、地上波の特別番組とのリレー放送なども実施。映画「君の名は。」放送に連動した特番なども用意することで、「視聴習慣化を促進した」という。

AbemaTVの主な新番組としては、シリーズ累計視聴数が1億を突破した「オオカミ」シリーズ最新作として、男女逆転ルールの「オオカミちゃんには騙されない」が7月14日からスタート。8月8日からは、テレビ朝日系「奪い愛、冬」のプロデュースチームも脚本作りに全面協力した、水野美紀主演のオリジナル連続クレイジー“狂愛”ドラマ「奪い愛、夏」を配信。

有料会員「Abemaプレミアム」(月額960円)の会員数は44.8万人に増加(第2四半期時点では40.1万人)。そのほかのトピックとして、4月に開設した「競輪チャンネル」は、初速の取扱高(競輪のインターネット投票サービスを運営するWinTicketの取扱高)が順調に拡大し、4月の0.5億円から、6月は2.2億円に伸びた。

有料会員数は44.8万人

これまで先行投資期としていたAbemaTVだが、藤田社長は「目標としていたWAU 1,000万を達成した。引き続き規模も拡大するが、マネタイズにも本腰を入れるタイミングに切り替わった」と言及。今後の中長期の売上高イメージとしては、「広告・課金収入を順調に伸ばしつつ、周辺ビジネス等によりマネタイズを加速する」としている。