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忘れ物防止タグ「新MAMORIO」は性能向上で2,480円。お忘れスマホ自動通知も

MAMORIOは30日、忘れ物や紛失を防ぐ小型タグ「MAMORIO」の新製品や新機能を発表した。3世代目となる「MAMORIO(MAM-003)」は、小ささやデザインはそのまま、電波の発信頻度や飛距離、電池寿命などの基本性能を向上した。5月31日より発売し、価格は2,480円。

MAMORIOは、小さなタグを所持品に付けるだけで、スマホと連係して紛失を防ぐ製品。置き忘れ時には、スマホに置き忘れた場所と時間を通知し、捜索範囲を絞り込める。

第3世代のMAMORIOは、「和のテイストから着想を得た」というCharcoal Black、Navy Blue、Milk Beige、Sakura Pinkの4色展開。製造プロセスの改善などにより、価格を従来製品(MAM-002/3,980円)よりも約3割抑え、より気軽にMAMORIOの紛失防止プラットフォームを体感できるようにした。

MAMORIO(MAM-003)

通信方式はBluetooth4.0(Bluetooth Low Energy)。外形寸法は35.5×19×3.5mm、重量は3g。有効距離は60m、電池寿命は約1年。

「カメラで探す」新機能

また、MAMORIOの新機能としてAR技術を用いた「カメラで探す」を追加。ARによる新たな捜索支援機能で、アプリで「カメラで探す」を選択し、カメラをかざすとMAMORIOが発信する電波を元に、カメラ映像や2Dマップ画面上に各地点での電波の受信強度を可視化。MAMORIOが屋内のどこにあるのか、おおまかな位置の把握ができ、屋内でのMAMORIOがついた対象物の発見をより便利にする。

第3世代のMAMORIO以外でも利用可能で、iOS11以降のiPhone 6s以降の端末で利用できる。

電車内スマホ忘れの自動通知サービスを開始

また、「お忘れスマホ自動通知サービス」も開始。全国の鉄道路線のお忘れ物センター等に設置されている専用アンテナ機「MAMORIO Spot」を活用し、スマートフォンを早期発見できる。

MAMORIOアプリをダウンロードしたスマートフォンが、各鉄道路線の遺失物取扱所に届けられた場合、スマートフォンが「MAMORIO Spot」を検知、自動でユーザーのメールアドレス宛に拾得報告を行なう。

これまでは、MAMORIO製品本体のみが対象だったお忘れ物自動通知サービスが、アプリをダウンロードしたスマートフォンにも拡大される。サービスの利用料は無料で、利用にはMAMORIOアプリのダウンロードとユーザー登録が必要。サービスの利用料は無料。

あわせて、Osaka Metroや京阪電車が次世代型MAMORIO Spotを活用した「お忘れ物・お忘れスマホ自動通知サービス」を開始。お忘れ物通知は6月1日から、スマホは6月中旬から提供する。

また、東急電鉄も7月1日からお忘れ物通知サービスを開始する(スマホは含まず)。

MAMORIOでは、「今後キャッシュレス化が進行する日本社会において、 ますます重要な社会課題となるスマートフォンの紛失時のリスクを減少する」としている。