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インターフォンが用件を聞くコンシェルジュに。パナソニック「Clouge」

パナソニック ライフソリューションズ社は、オートコンシェルジュ(自動応答)機能を搭載したマンション向けインターフォン「Clouge(クラウジュ)」を10月21日より発売する。価格は住戸用が158,000円、共同住宅用が168,000円。

セキュリティインターホン親機(住戸用)

最大の特徴は、ロビーインターホンが、コンシェルジュのように自動応答で来訪者の用件を確認して居住者へ伝える機能。例えば来訪者との最初の応答時に、インターフォンが「お取次しますのでお名前をおっしゃってください」と語りかけ、用件を聞いてくれる。これにより、「応対しなければ用件がわからない」というストレスを低減。突然のセールスの場合は応対しない、といった判断が可能になる。

来客応答の流れ

また、最初のやり取りだけでは、来訪者側は居住者の声で性別の判断ができないので、セキュリティ面での効果も期待される。不在時でもやり取りが発生するため、録画再生で用件が確認できる点も特徴。

ロビーインターフォン

7型の大型ディスプレイと、独自のエコーキャンセラー技術による通話性の向上など、見やすさ、聞きやすさ、使いやすさを強化。また、親機にブラウザを搭載し、マンションの総会の案内、天気予報などの情報を表示できる。管理会社などが遠隔地からお知らせを発信できるため、管理業務の効率化にも活用可能としている。

またパートナー会社との連携により、宅配ボックスの着荷通知、安否連絡・確認などもインターホン親機で実現。今後のマンション内のIoT化に向け、機器コントロールやエネルギーマネジメントに対応。パートナー会社との協業を広げていく。

具体的には、フルタイムシステムの「フルタイムロッカーシステム」とのサーバー連携により、宅配ボックスの着荷や、食材配達、宅配レンタカーの配車、クリーニングの入庫、書留など宅配物の通知が可能となる。

また、テンフィートライトのマンション専用災害時支援サイト「ゆいぽた」と連携。居住者がインターホンに登録した安否情報を、離れたところにいる家族がパソコン、スマートフォン、携帯電話などのモバイル機器を通じて確認できる。

フルタイムロッカーと連携