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都営地下鉄のトイレ、温水洗浄便座を拡充、'21年度完全洋式化

東京都交通局は、地下鉄駅のトイレについて、洋式化を進めるとともに、温水洗浄便座の設置を進める。また、老朽化している都営浅草線、三田線、新宿線のトイレについて、機能性と清潔感を備えたトイレにグレードアップする。

改修後のトイレ(一之江駅)

目的はバリアフリー化にあり、外国人や高齢者にも使いやすいようにするため。

洋式化は2020年度に約9割、2021年度に整備完了の予定。温水洗浄便座は順次整備を進め、2019年度から2021年度の間に64カ所の整備が完了する予定。

グレードアップの内容は、出入口の段差解消やベビーチェア・ベビーシートの増設、パウダーコーナーの設置、抗菌材の使用など。温水洗浄便座同様、順次整備を進め、2019年度から2021年度の間に19カ所の整備が完了する予定。主な整備駅として、神保町駅(三田線・新宿線)、日比谷駅(三田線)、大門駅(浅草線・大江戸線)、宝町駅(浅草線)が挙げられている。

トイレのバリアフリーに関する取り組みについて、都営地下鉄駅では、お体の不自由な方や乳幼児連れなどが利用しやすいようにスペースを広くした「だれでもトイレ」は2010年度に全駅1カ所以上の整備が完了。日暮里・舎人ライナーも全駅に設置している。