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確定申告がスマホでできるって知ってた? デザインもスマホに最適化
2018年11月2日 13:00
2019年1月から、国税庁の確定申告書等作成コーナーがリニューアルされ、スマートフォンやタブレットでも所得税の確定申告書の作成ができるようになる。作成画面もスマートフォンに最適化したデザインに変更される。
申告の方式は「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」の2つがあるが、スマートフォンやタブレットを使ってe-Taxを行なう場合は、ID・パスワード方式を利用する。
ID・パスワード方式は、「ID・パスワード方式の届出完了通知」に記載されたe-Tax用のID・パスワードを利用してe-Taxを行なう方法。マイナンバーカードとICカードリーダライタは不要。ただし「マイナンバーカード及びICカードリーダライタが普及するまでの暫定的な対応」としている。
ID・パスワード方式の届出完了通知は、税務署で職員による本人確認を行なった上での発行となる。運転免許証などの本人確認書類があれば、税務署で発行できる。
2018年1月以降に確定申告会場などでID・パスワード方式の届出完了通知を受け取っていれば、2019年1月から利用可能。また、2019年1月から、マイナンバーカードとICカードリーダライタを使って、自宅等から利用開始届書を送信する形で利用できるようになるという。
送信した申告書のPDFによる保存も、スマートフォンで完了できる。送信票兼送付書等印刷画面にある「帳票表示・印刷」をタップ。iPhoneの場合は画面下の共有ボタン→ファイルに保存を選択すると、ファイルフォルダに保存される。Androidの場合は、申告書が表示されるとともに、自動的にダウンロードフォルダに保存される。
なお、提出方法を「書面」として、保存した申告書データをプリントし、郵送等で提出することも可能。
PC用の画面のデザインリニューアルも発表されており、e-Taxの送信方式について「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」の選択ができるようになるとしている。
なお、画面は開発中のものが含まれているため、実際の画面と異なる場合があるとしている。また、作成コーナーのスマートフォン用画面について、申告内容によってパソコンと同様の画面が表示される場合がある。