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高速タイムゾーン修正など進化を遂げた新セイコー アストロン「5Xシリーズ」

SBXC003

セイコーウォッチは、GPS ソーラーウオッチ「セイコー アストロン」に高速タイムゾーン修正機能を搭載し、小型化を実現した「5Xシリーズ」を発売する。発売日は「SBXC001」「SBXC003」「SBXC006」「SBXC007」「SBXC004」が11月29日、「SBXC009」「SBXC011」が2019年2月8日。価格は23万~30万円。「SBXC004」はアストロン初の女性用、「SBXC007」は数量限定モデル。

SBXC001/SBXC003/SBXC006/SBXC007
SBXC004/SBXC009/SBXC011

5Xシリーズでは、受信性能に関わるすべてのパーツを新たに開発し、衛星を探し出す能力を改善。最短3秒で時刻情報を取得するという。また、時刻修正時の運針速度の向上を図り、時・分・秒針それぞれに独立したモーターを搭載。高速タイムゾーン修正を実現する。

2018年10月現在4機体制となっている、準天頂衛星「みちびき」のすべてに対応。日本国内においては、これまで以上に高い受信成功率となっているという。

機能面では、ホームとローカルタイムの切り替え操作を簡易化。2時と4時位置のボタンの同時長押しをすることで切り替わる「タイムトランスファー機能」が搭載された。

ケースサイズはケース径42.9mm、厚さ12.2mmの小型化を実現。これは、新規開発の超低消費電力GPSモジュールを搭載した新規設計のムーブメントにより低消費電力化に成功し、ソーラー充電システムやムーブメント自体を小型化できたことによる。なお、SBXC009/011はケース径43.5mm、厚さ13.3mm。

ダイヤルに太陽光が当たると5秒以内に自動で受信を開始する、セイコー独自の自動時刻修正機能「スマートセンサー」も改良。太陽光を感知してから受信開始するまでの時間を、ユーザーの使用環境に応じて、より受信成功率の高いタイミングへ自動的に可変させる新システムを採用している。従来は補助的な仕様であった任意時刻設定(前回強制受信に成功した時刻)による受信を強化し、異なる受信方法で最大1日2回の自動時刻修正を行い、より高い時刻精度を図っている。

ブレスレットは、サイズをワンプッシュで調整できる新機構「スマートアジャスター」が採用されている。

「5Xシリーズ」のデビューを記念して、世界限定2,000本の数量限定モデル「SBXC007」を発売。裏ぶたには、限定モデルの証である「Limited Edition」の文字と、0001/2000~2000/2000までのシリアルナンバーが記されている。