ニュース

JR山手線8駅で、改札を通るとオリジナルマンガがLINEに配信

JR東日本とLINEは共同で、限定オリジナルマンガを山手線の8駅で配信する「山手線×LINEマンガ 〜マンガを読んでおでかけしよう!〜」キャンペーンを10月11日から開始する。

キャンペーンでは、街中などに設置されたBeacon端末からの信号情報と連動して、LINE上でユーザーとコミュニケーションを行なうことのできるサービス「LINE Beacon」を活用。駅の改札を通過する利用者に、山手線の駅とその周辺の街を舞台にした限定オリジナルマンガを配信し、街の魅力アピールと駅の利用活性化を目指す。

対象となる駅と配信日は、池袋駅と五反田駅が10月11日13時頃から、新橋駅と高田馬場駅が10月22日から、田町駅と代々木駅が11月1日から、御徒町駅と田端駅が11月12日からで、終了は2018年12月11日23時59分。

配信されるマンガはLINEマンガ編集部が手がけるオリジナル作品2タイトルの特別ストーリー。LINEマンガで連載中『月曜から金曜の男子高校生』(作者:森つぶみ)の仲良し4人組や、「LINEマンガ秋の新連載攻勢」で連載開始予定『ぐるぐるてくてく』(作者:帯屋ミドリ)の「散歩部」所属女子高生2人が、各駅に降り立って繰り広げる日常が描かれている。

『月曜から金曜の男子高校生』(作者:森つぶみ)。対象駅は池袋駅、新橋駅、代々木駅、御徒町駅
『ぐるぐるてくてく』(作者:帯屋ミドリ)。対象駅は池袋駅、五反田駅、高田馬場駅、田町駅、田端駅

JR東日本では、山手線とその内側エリア内全36駅の改札口付近および山手線新型車両E235系の各車両内にLINE Beaconを設置している。改札を通過する利用者に対してLINE Beaconを通じて情報提供を行なう取り組みは、日本の鉄道事業者として初の試みとなるという。

これまでJR東日本とLINEは、ユーザーへのサービスの提供を目的とする取り組みの検討と実施を進めてきた。その一環として、JR東日本は2017年5月に、路線の運行情報や駅に設置されたコインロッカーの空き状況などの情報を、LINEのトーク上でタイムリーに取得できる「JR東日本Chat Bot」を公開。「JR東日本Chat Bot」は、LINEの法人向けアカウントサービス「LINE ビジネスコネクト」のチャットボット機能を利用した情報提供の実証実験として試験的に公開された後、実用化された。

LINEマンガは、アプリやLINE上でマンガ作品を楽しめるスマートフォン向け電子コミックサービス。国内の出版社・レーベルから提供されているマンガのほか、LINEマンガ編集部が手がけるオリジナル作品を2015年7月から無料連載にて展開している。