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全ての会議・通話の記憶を手元に AIレコーダ「HiDock P1」が超絶便利だった!

HiDock P1

コロナ禍以降、会議や打ち合わせ、取材などがリモートでも行なわれるようになって久しい。一方で、近年はリアル回帰の流れもあり、出社や対面での会議が増えているという人も多いはずだ。在宅勤務やリモート環境だけでなく、対面での会議・会合も多いというハイブリッドな人の必須アイテムに加えたいのが、AIボイスレコーダー「HiDock P1」だ。価格は26,800円だが、Makuakeでは8月21日まで25%OFFの19,990円で先行販売する

また、USB Type-Cでスマートフォンに直結できる「HiDock P1 mini」も発売。価格は21,800円で、こちらもMakuakeで8月21日までは27%OFFの15,980円で販売されている。さらに、HiDock P1とP1 miniのセットもMakuakeで33,980円で先行販売している。

HiDock P1/P1 mini(Makuakeプロジェクトページ)

HiDock P1 mini(左)とHiDock P1(右)

HiDockシリーズでは、会議や通話の内容を録音できるだけでなく、ChatGPTなどと連携し、録音したファイルからAIが文字起こしや議事録を自動生成。手間なく、正確な記録を残して、「あのときどういう話をしていた?」を簡単に振り返れる。議事録作成や、会議・通話の要約などで概要を素早く知るなど、“時短”による生産性向上のためのタイパツールとして活用できる。Webサービスやアプリを使ったAI機能がHiDockシリーズの大きな特徴といえる。

加えて、様々なボイスレコーダーが発売されている中で、同機の特徴は、ワイヤレスイヤフォン(ヘッドフォン)を使った会議や通話などを録音できる点にある。そんな、リモートワーカーにとって待望の機能が搭載された同機を、さっそく使ってみた。

快適なリモート会議環境が構築できた

HiDock P1は、片手で操作するのに程よいサイズのAIボイスレコーダー。大きなダイヤルと6つのボタンが配置されたスタイリッシュなフォルムだ。

片手で操作するのに程よいサイズのAIボイスレコーダー

はじめて使う際には、ChromeブラウザでWebアプリ「HiNotes」( https://hinotes.hidock.com/ )を開いて、HiDock P1をUSB Type-Cケーブルでパソコンとつなげて認証設定を行なう。画面左の「デバイスを追加」からHiDock P1を登録する。続いてBluetoothイヤフォンとHiDock P1とをペアリングしておくといい。

Webアプリ「HiNotes」で、自身のHiDock P1を登録

アプリのトップ画面で、追加したHiDock P1が表示されている部分をクリックし、「設定」タブから「ブルーキャッチ(BlueCatch)」項目の「スキャン」を選択する。すると待機させていたワイヤレスイヤフォンの名称が表示される(今回は「Soundcore Liberty 5」)。「接続」をクリックしたらペアリングは完了だ。

「設定」タブから「ブルーキャッチ(BlueCatch)」項目の「スキャン」を選択
ワイヤレスイヤフォンの名称の右側に表示される「接続」ボタンをタップすると、ペアリングは完了する

もう一つ、パソコン側の確認も必要。パソコンのオーディオの出力先と入力先を「HiDock P1」に設定する。これで、パソコンでリモート会議を行なうと、パソコンの音声データ……つまり相手の声……がUSB Type-C経由でHiDock P1へ送られ、HiDock P1で録音しつつBluetoothでイヤフォンへワイヤレス伝送される。逆に自分の声は、イヤフォンのマイクからHiDock P1へワイヤレスで送られ、こちらも録音しつつパソコンから相手へ送られていく。

Webの打ち合わせや会議で使うアプリやサービスは問わない。ZoomでもMicrosoft Teamsでも、Google MeetやSlack、LINEでもいい。またMacBookをiPhoneと紐付けしていれば、iPhoneにかかってきた電話をMacBookで受け、その会話を録音することもできる。

実際にGoogle Meetを使ったリモート会議で使ってみた。

HiDock P1とパソコンをつなげ、Google Meetでの会議がはじまったら同機のチェックマークのような……「録音ボタン」を3秒間長押しすれば、ダイヤル周辺がシアン色に光って録音が開始する。

録音ボタンを3秒間長押しすると録音を開始

当たり前だが、ワイヤレスイヤフォンを使うと、相手の声がよく聞こえる。リモート会議で誰もが経験していると思うが、相手の声が聞きづらくて、思わずこちらも大きな声で話している……ということも、ワイヤレスイヤフォンを使えば、ほぼ無縁となる。これだけでもセキュリティが大きく向上する。

それでいてHiDock P1で録音できるのだから、会議内容をメモすることに懸命になる必要もない。その安心感から、相手との会話に集中でき、自然体で打ち合わせに臨めるのがうれしい。

なおHiDock P1は、バッテリーと64GBのストレージを内蔵している。そのため、リアルの対面での打ち合わせでは、HiDock P1だけを持っていけば、一般的なボイスレコーダーと同じように単体で録音できる。フル充電時には最大8時間の連続録音が可能だ。

リモート会議の時と同じく録音ボタンを3秒間長押しすれば「対面モード」での録音が始まる。仕様によれば3m範囲の音声を集音する。

HiDock P1単体でも一般的なボイスレコーダーと同様に、録音が可能
3m範囲の音声を集音する

そのほかに「呟きモード」という、ボイスメモ機能を備えている。同機の大きめのダイヤルを押している間だけ録音されるモードで、音声データをWebアプリに取り込んだときに、通常の「対面モード」や「通話モード」での録音データとは別のフォルダに保存される。パッとひらめいたアイデアなどを音声記録しておくのに便利だ。

「呟きモード」は、ダイヤル部分を押している間だけ録音する

高精度な文字起こしとAI要約が無制限・無料で使えてコスパは最高

打ち合わせ後には、HiDock P1に録音されたデータを、Webアプリ「HiNotes」へ転送する。

改めてHiDock P1をUSB Type-Cケーブルでパソコンとつなげると、録音した音声データのファイルが一覧表示される。その中から必要なものを選択し、「文字起こし」ボタンを押せば数十秒から数分後には文字起こしが完了する。また「文字起こし」と同時に、ChatGPTなどのAIを使って、会議の内容を「要約」してくれる。

Webアプリ「HiNotes」で、音声データから文字起こしされ、要約まで行なわれる

ワイヤレスイヤフォンを使うと相手の声が聞きやすいと先述したが、それは録音データでも同じ。パソコンのスピーカーを録音する場合と比べ、格段に相手の声がリアルに感じられる。

クリアな音声を録音できるためか、文字起こしの精度はとても高い。もちろんWebアプリ上で、文字起こしの誤りを修正することもできる。専門用語や社内用語、人名など、繰り返し誤った漢字で書き起こされる場合には、単語の登録もできる。

Webアプリ「HiNotes」へ文字起こしと要約を指示して転送すると、トップ画面に、AIが名付けたタイトルと要約部分が並ぶ
編集部内でHiDockシリーズについて、リモートでの打ち合わせで話した時の文字起こし(画面左)と要約(画面右)

日本語のほか英語や中国語など75言語に対応しているのもうれしい。グローバルに活躍するビジネスパーソンはもちろんだが、今やYouTubeなどで様々な言語に気軽に触れられる。ニュースや趣味に関連した外国語で語られている動画を、同機で録音すれば、文字起こしはもちろん、要点もまとめてくれる。

要約も的確だ。例えば会議の要約では、今後のスケジュールやToDoリストが分かりやすくまとめられる。会議直後の、自身の記憶が新しいうちにザッと日付や時間など細かい部分に誤りがないかを確認しておけば、元の文字起こしテキストまで振り返る必要はほとんどないだろう。

そして驚きなのが、同機を購入すれば文字起こしや要約が、ずっと無料で使える点。他サービスのように、月に何時間分だけが無料で、もっと文字起こしたければ有料プランへ……ということではなく、文字通り何時間でも無料なのだ。

さらに同機の購入者は、スマートフォンや他のボイスレコーダーなどで録音した音声データも、同じように無料かつ無制限で文字起こしと要約が可能。

無料プランでは、完全な話者識別ができないなどの制約はあるものの、この文字起こしと要約ができることを考えると、製品価格がどれだけ破格なのかが分かるだろう。

スマートフォンユーザー向け「HiDock P1 mini」も登場

単体でも使えるHiDock P1に対して、スマートフォンやタブレットのUSB Type-C端子に直接接続して使うAIボイスレコーダーが「HiDock P1 mini」。

スマートフォンに直接接続して使う「HiDock P1 mini」

こちらもワイヤレスイヤフォンを使った通話やリモート会議でも録音が可能。スマートフォン専用に設計されているため、録音から文字起こしや要約まで、スマートフォンアプリで完結する。もちろんリモート会議で使用するアプリは問わないし、文字起こしや要約は、Webアプリと同じく高精度だ。

今回は、YouTubeで決算説明会を録音したデータを、文字起こししてみた。やはり文字起こしは正確で、誤りも「四半期」が「市販機」となる程度なので意味を理解するには全く問題ない。また、話者が特に注意して話していたこともあってか、数字については、確認した10カ所については、誤りがなかった。

要約については、普段は決算発表などを見ることが少ない筆者でも分かるくらいに、要点をわかりやすくまとめてくれていた。

HiDock P1 miniもワイヤレスイヤフォンに対応
アプリでペアリングしたワイヤレスイヤフォンは、本体側面の「イヤフォン」ボタンを押せば、すぐに接続される
文字起こし(画面左)は非常に正確だった。AI要約(画面右)は、とても分かりやすく要点がまとめられていた

本体には32GBのストレージを搭載し、最大1,000時間以上の録音が可能。そのほかUSB Type-C端子を備え、同機をスマートフォンに接続した状態でもスマートフォンを充電できる。

スマートフォンによるリモート会議や打ち合わせも、ワイヤレスイヤフォンを使って参加すれば、クリアな音で相手の声もよく聞こえ、自身の声もよく伝わる。騒がしいオフィスやカフェからでも、HiDock P1 miniとスマートフォンがあれば、気軽に参加できるようになる。

USB Type-C端子を備え、HiDock P1 miniをスマートフォンに接続した状態でもスマートフォンを充電できる

HiDock P1シリーズは、仕事の強力なパートナーになる

パソコン用のHiDock P1、スマートフォン用のHiDock P1 mini。どちらも、ワイヤレスイヤフォンでの通話や会議をクリアな音声で録音し、文字起こしや要約までワンストップでこなせるのが最大の魅力だ。

しかも、録音した音声の文字起こしや要約が、追加費用なし・無制限で利用できるという驚きのコストパフォーマンス。これ一台で、毎日の会議や打ち合わせ、アイデア整理がグっと楽になる。文字起こしを頻繁に行ないたい人には、特におすすめだ。

日々の会議や打ち合わせ、通話やアイデアメモ……すべての記録が、手間なく、あとから見返しやすくなる。そんなHiDock P1シリーズは、仕事の強力なパートナーになる。

一度使ったら、もう手放せなくなるはずだ。

HiDock P1/P1 mini(Makuakeプロジェクトページ)