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川崎・扇島に次世代冷凍冷蔵物流拠点 GX・DXや自動運転を導入

JFEホールディングス、JFEスチール、日本GLPの3社と川崎市は、川崎市臨海部の扇島地区で、次世代型の冷凍冷蔵物流拠点を整備するプロジェクトを始動した。JFEスチールと日本GLPは8月5日、約18ヘクタールの土地売買契約を締結し、4者で高度物流拠点の形成に向けた連携協定を結んでいる。

計画する「ALFALINK 川崎扇島」は、物流施設11棟と共用棟で構成し、敷地面積は約18万2,000m2、延べ床面積は約37万m2。保管能力は約55万トンを見込む。2028年6月から順次着工し、2030年7月から順次竣工する予定。

日本GLPは、首都圏の食品物流を支える次世代コールドチェーンの構築を目指す。冷凍冷蔵倉庫の老朽化や保管スペース不足といった課題に対応し、食料の安定供給や物流網の強化につなげる。また、GX(グリーントランスフォーメーション)やDXを推進し、水素モビリティや水素ステーション、自動運転トラック、自動化設備、共同輸配送などの導入も検討する。

JFEスチールは既存設備の撤去や基盤整備を進め、2028年3月末までに土地を日本GLPへ引き渡す予定。物流施設の一部は2030年7月までの先行稼働を計画している。川崎市などはこれに合わせ、首都高速湾岸線の「扇島出入口(仮称)」や、東扇島と扇島を結ぶ一般道路、臨港道路などのインフラ整備を進める。

扇島地区では、JFEスチールが2023年9月に高炉などを休止した後、大規模な土地利用転換が進められている。約70ヘクタールを「先導エリア」と位置付け、物流やカーボンニュートラル関連産業の集積を進め、2050年ごろの土地利用概成を目指している。