いつモノコト

メガネ(老眼鏡)とサングラス(度入り)を買った

ずっと気分は若手のつもりでいるけれど、あと1年で生誕から半世紀。寄る年波には勝てず、メガネの度がだんだん合わなくなってきました。数年ごとにレンズを変えるか、フレームごと作り直していますが、いよいよ本格的にPC画面が見にくくなってきたのでデスクワーク用のメガネと、ついでにランニング用のサングラスを購入しました。

デスクワーク専用の老眼鏡……というか累進多焦点!

まずはメガネ。おそらく20年以上、新宿の某メガネ屋さんにお世話になっていて、今回もそちらにお願いしました。過去のデータが全部残っているので、どういう方向性で調整していくべきか、みたいな相談がしやすいのが一番の理由です。

購入検討のきっかけは、冒頭で書いたように既存のメガネの度が合わなくなってきたことです。特にノートPCの画面が見にくく、デスクワークでの疲労感が日増しに強くなっていました。画面から眼までの距離、だいたい60cm前後でしょうか。

ノートPCの画面が見にくい!

そのうえでデスクトップPC(のモニター)を使うときの70~80cmの距離も焦点が合いにくい。加えて、PCを使いつつスマホを見ることも当然ながら頻繁にあり、より近い30~40cm付近の視認性も良くしたいと思いました。

つまり、全般的に近くが見えないわけですが、この際遠くを見るときは既存の近視用メガネをそのまま使うことにし(近視は進んでいないので)、モニターを見たりスマホを使ったりするのに特化した「デスクワーク専用メガネ」を作ろうと決意しました。

スマホも見にくい!

こういった「かなり近く」と「まあまあ近め」もしくは「遠く」というように、2段階以上の距離に合わせられるタイプを「累進多焦点レンズ」と呼ぶようです。1枚のレンズに複数の焦点をもたせることで、近くを見るときと遠くを見るときとでメガネを掛け替える手間を省けるというもの。ストレートに「老眼鏡」と言わないのは優しい世界ですね。

で、実際のところどういう仕組みなのかというと、ざっくり言えばメガネレンズを上部・中央・下部に最大3分割し、各部で補正の度合いを変えられるようになっているのだそう。それぞれの中間地点の見え方はなだらかに変化するイメージです。

購入した「累進多焦点レンズ」のメガネ

基本的な視線の使い方として、手元を見るときはメガネの下部を使い、それより離れたところは中央を、さらに遠くを見るときは上部を使うことになります。なので、今回筆者はレンズ下部をスマホ想定の「かなり近く」向けに、レンズの中央と上部をPCモニター用の「まあまあ近め」向けに調整してもらいました。

2週間ほどで完成し、使い始めてみると、最初の1、2日はけっこうな違和感。歪みが激しく、以前よりもめちゃくちゃ眼や肩にダメージがくる感じで(購入から半年間は作り直せる保証つきではあるものの)失敗しちゃったかなーと落ち込みました。が、3日目あたりからは慣れてフツーに使えるように。

最初は慣れませんでしたが、3日目くらいから自然な使い心地に

これはおそらく既存のメガネの悪影響だったのでしょう。デスクワーク用にはすっかり合わなくなったメガネを、視線の向きや姿勢など身体の方で無意識に調整するのが当たり前になっていたのかもしれません。ちなみにデスクワーク専用なので、1メートルから先は裸眼と大して変わらずぼやけます。お出かけには使えません。

ちなみのちなみに、フレームは「LineArt CHARMANT Presto」というものを選びました。正直、メガネを買うときにブランドは全く気にしていなくて、「メガネ用に開発されたチタンフレーム」で「めっちゃ軽い」という店員の営業トークがハマっただけ。

テンプル部分は薄く、バネのように柔軟な特殊なチタン素材

これはスペックに弱いIT系出身ライターのよくないところです。でもホントにめっちゃ軽いので、みなさんもぜひ試着してみてほしいなと。

度入り調光レンズで日中も夜も安全に走れるオークリーのサングラス

で、もう1つ、サングラスもメガネと同時に購入しました。モノはオークリーの「Bisphaera Speed」というモデル。用途はランニングです。

オークリー「Bisphaera Speed」

これまでは裸眼で走っていたのですが、明るい日中は問題なくても、暗くなってくるととたんに視界が悪化していました。特に冬は走り出すのが日没後になってしまい、街灯の少ない夜道で足元が見えずペースを落とさざるを得ないことも……。

転倒してケガなんかしてしまうと、たぶんそろそろ肉体的にリカバリー不可能なお年頃になってきています。そうなってしまっては遅い! ということで、メガネと同じように用途特化型でいこうと決めた次第です。

こちらは数メートルから数十メートル先を見るのがメイン。なので、上部から中央にかけては軽い近視矯正を入れ、下部に手元をある程度見られるレベルにした累進多焦点レンズとしました。いわゆる「遠近両用」で、これは走っている最中に腕にはめたスマートウォッチでステータスを見ることもあるためです。

レンズの上部~中央は近視用で、下部はやや近めが見やすいタイプに

それでいてフォトクロミックレンズ、つまり調光レンズ仕様としました。室内や暗い場所ではほぼクリアでありながら、日差しのあるところではその強さに応じて暗くなります。早朝や夕方に走ることが多く、日差しがダイレクトに眼に入りやすい時間帯でもあるのでなんとかしたい。でも暗くなっても視界は確保したい、ということで選んだものになります。

明るい場所だと徐々に濃いグレーに

最近は左右がつながった1眼レンズのサングラスが主流っぽいのですが、それに度を入れる場合は左右1枚ずつレンズを貼り付ける形になり、せっかくの1眼レンズのカッコ良さが損なわれてしまいます。それに対してBisphaera Speedは2眼レンズで、これならオークリー純正の度入りレンズを直接入れられるのでスタイリッシュなまま使えます。

元々オークリーのサングラスはバイクで使っていたこともあり、なじみのあるフィット感。調光タイプではありますが、直射日光下でも控え目な色変化で、ミラーレンズのようなギラギラした派手さもなく、「本気感」が前面に出てこないのがお気に入りです。夜間の使用も問題ありません。

筆者としては「本気感」が見えない控え目なスタイリングが好み

2本目はなぜか半額でおトクにゲット

同時に2本も購入してしまったのでそれなりの出費になってしまいました。ただ、1本目のメガネは25%オフのクーポンを利用でき、2本目のサングラスはクーポンに加えて「2本目割」やらなんやらでなぜか半額くらいになり、結局トータル9万円弱。

定価ってなんだろうなー、という気持ちにならないこともないのですが、これから数年のお付き合いになると思うので、大事に使っていきたいと思います。

日沼諭史

Web媒体記者、IT系広告代理店などを経て、フリーランスに。オーディオ・ビジュアル、PC、モバイル、ガジェット、ソフトウェア、モビリティ、フード、トラベルなど、いろいろな分野に首を突っ込む「なんでもやる系」ライターとして活動中。Footprint Technologies株式会社 代表取締役。