いつモノコト

見た目がおしゃれなだけではなかった。ティファールの毛玉クリーナーが使える

ティファールの「充電式毛玉クリーナー JB70」

年末、家電量販店にふらっと出かけた際、何気なくレジ横を見ると毛玉クリーナーのコーナーがありました。そういえばひとつも持っていなかったと思い、売り場を吟味。カラフルな商品が並ぶ中、ブラックカラーで他と一線を画していたティファールの毛玉クリーナーに一目惚れして即購入しました。購入時の価格は2,440円。実際使ってみると、見た目だけではなく機能面も非常に魅力的で、結果かなり満足しています。

本体のほか、充電用USBケーブル(Type-A)と掃除用のブラシが付属しています。乾電池式だと取り替えが面倒に感じてしまうので、充電タイプは嬉しいです。ACアダプタは付属していないので、手持ちのものを使います。

本体と付属品

1回の充電(8時間)で40分使用できるほか、コード式としても使える充電・交流両用となっています。基本的にはコードレスで作業しますが、充電残量が少なくなってきたらコードに繋いで作業を続けるなんてこともあります。

充電の様子

本体の重量は213gほどで、重さをほぼ感じません。電源ボタンはハンドル部分に付いています。また、ハンドルロックボタンが付いており、ボタンを押しながらハンドルを上に引き上げると2cmほど上がります。使い終わったら、ハンドルロックボタンを押しながら押し込むと、コンパクトに収納できます。

重量
ハンドル引き上げ時

生地に当てるステンレスメッシュ部分は直径50mm程度。中は3枚刃となっていて、非常にパワフルです。音は高めのウィーンという音が鳴りますが、いつもの音量でテレビを見ることができるレベルと感じます。

ステンレスメッシュ部分の直径

風合いガードが付いているため、生地を傷めずに毛玉取りができます。また、風合いガードは高さの調整が可能。高くするほど、残す毛足が長くなります。太めの毛糸で編まれたセーターは「高(high)」、薄手のセーターは「低(low)」、ジャージなどの毛足の短いものは風合いガードを外して使用したりと、生地の素材や状態に合わせて使い分けることができます。

風合いガードの高さ調節は回して行ないます

ティファールの毛玉クリーナーで様々な衣類の毛玉を取ってみましたが、最も達成感を得たのは筆者が推定17年間着用している綿入りの半纏(はんてん)です。家の中でしか着ないので、黒やグレーの毛玉が大量に付いても着続けました。同じものを2着持っているので、まだ毛玉を取っていない黄色の半纏の毛玉取りをしていきます。

ちなみに、青森では綿入りの半纏を「はんちゃ」といいます
電源を入れていざ毛玉取り

毛足が短いので風合いガードを外して作業します。数分動かしただけで、あっという間に黒やグレーの毛玉がなくなりました。本体を強く押し付けてしまうと生地が傷んでしまうため、力を入れず優しくなでただけです。

before
after

ニット生地にも使ってみます。風合いガードを装着して、生地へのダメージを軽減させながら作業します。毛足は短めなので「低(low)」に設定。こちらも優しく生地をなでるだけで、綺麗に毛玉が取れました。

before
after

毛玉を取り終わったら、ダストボックス内に溜まった毛玉を処分します。ダストボックスは大きめに見えますが、案外すぐに毛玉が溜まるので、都度捨てています。捨てる時は、ダストボックスを下にスライドさせるだけなので簡単です。

ステンレスメッシュ部分を外すと、刃の部分のメンテナンスができます。掃除には付属のブラシが便利。購入してから1カ月使っている筆者ですが、今のところほとんど本体の掃除をせずに使えています。

毛玉クリーナーを使うようになってから、なでるたびに手持ちの衣類への愛着が増していく気がします。お気に入りの衣類を長く綺麗に使うためにも、これからも毛玉クリーナーでこまめにメンテナンスをしていきたいと思います。

松川 叶実