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金融庁、moomoo証券に一部業務停止命令 新規口座開設3カ月停止
2026年6月22日 08:00
金融庁は19日、ネット証券の「moomoo証券」に対して、3カ月間の新規口座開設の停止などの一部業務停止命令を行なった。
moomoo証券は、2022年に日本でサービスを開始。アプリ内で個人投資家が集まる掲示板サービスを運営するなどの機能が特徴となっている。
しかし、本来NISAの対象外となるはずの米国上場投資信託(ETF)や上場指標連動証券(ETN)の少なくとも77銘柄を、25年2月21日から5月27日まで、アプリの注文画面上で「NISA対象商品」と表示し販売。その結果、59の顧客が25銘柄についてNISA口座で売買を行なったという。
その後、顧客からの問い合わせを受けて、25年5月27日にNISA対象商品としての販売を停止したが、その後も再発防止策は取られずに、同様の誤販売を起こした。さらに、その後の顧客対応も「著しく杜撰」と金融庁は指摘している。
また、顧客からの国内上場株式の出庫(他社への移管)の申請を一律に受け付けない運用をしていることが、金融商品取引業者としての「善管注意義務」に違反。加えて、口座開設を拒否した顧客に関する、疑わしい取引の届出も行なわれていなかった。サイバーセキュリティを含むシステムリスク管理態勢についても不十分な状況としている。
そのため金融庁は、moomoo証券に対して、6月19日から9月18日までの3カ月間、新規の口座開設の勧誘と受付業務の停止を命令。また、経営陣を含む責任の所在の明確化や、経営管理態勢と内部管理態勢の見直し、NISAの対象商品として取り扱った有価証券の適正性の検証と顧客に対する適切な対応、顧客からの入出庫の申請を一律に受け付けていない状況の早期是正などの業務改善命令を出し、7月21日までに書面で回答するよう求めている。
moomoo証券では、行政処分を受けて代表取締役兼社長の交代を発表。再発防止に向けた、経営管理態勢の刷新や、内部管理態勢の強化、コンプライアンスの徹底に取り組むとしている。
