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大阪万博「カラダ測定ポッド」が首都圏初導入 健康状態を約8分で可視化

博報堂、BIPROGY、JR西日本で構成するPHRコネクト共同企業体は、三井不動産と連携し、日本橋室町三井タワーで「DotHealthカラダ測定サービス」を19日に提供開始する。東京圏およびオフィスビル内での設置は同サービスとして初。

設置場所は日本橋室町三井タワー地下1階で、利用期間は約1年間の予定。料金はサブスクリプション制で、2カ月1,200円、6カ月3,000円で、契約期間中であれば回数制限なく使える。利用時間は11時~19時30分。ポッド利用権は、カラダ測定アプリから購入する。

DotHealthカラダ測定サービスは2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで展示された「カラダ測定ポッド」を使い、ユーザーの健康状態を可視化するもの。大阪・関西万博では、大阪ヘルスケアパビリオンの来館者が553万人を超え、同ポッドを使って自身の健康状態をチェックする「リボーン体験」では約68万人が体験。PHRコネクト共同企業体は、万博終了後も継続する事業として展開しており、現在は大阪府内4カ所で提供中。

今回、東京圏およびオフィスビルでの同サービス提供は初の試み。主な対象は、日本橋室町三井タワーおよび周辺オフィスに勤務するオフィスワーカーおよび来街者。テナント企業の従業員だけでなく一般の来街者も同じ料金体系で利用可能となる。三井不動産が展開するオフィスワーカー向けサービス「&BIZ」とのシステム連携は行なわず、既存のカラダ測定サービスを日本橋室町三井タワーで利用できる形とする。

カラダ測定ポッドでは、心血管、髪、肌、歯、脳、筋骨格の6分野を測定できる。ユーザーは機器の指示に従い、約8分で脈拍や肌の油分など約50項目のデータを取得する。測定結果は専用のWebアプリに蓄積され、グラフなどで確認できる。3週間に1回程度の継続利用により、体の状態の推移を把握できる点も特徴。

デモンストレーションの様子(記憶テスト)
心拍測定
髪の測定結果
総合結果

スタッフによるデモンストレーションでは、「カラダ測定年齢」が30歳と表示された。スタッフの実年齢は29歳で、測定結果は実年齢とおおむね近いものだった。結果は項目ごとにスコア化される。

利用シーンとしては、昼休みや業務の合間、仕事の前後などが想定されている。オフィスワーカーが日常の動線上で自分の体の状態を確認し、日々の体調変化を把握する接点として活用する。測定結果を共有することで、健康意識の醸成につなげる使い方も見込む。

これまで自身の身体の状態を把握するには、健康診断や医療機関の受診など、一定の時間を確保する必要があった。勤務先や外出時の短い時間で体の状態を確認できる環境を用意し、継続的に健康を意識するきっかけにつなげる。

三井不動産は、オフィスで働く方のためのサービス「&BIZ」の一環としてカラダ測定ポッドを展開。従来のイベントやフィットネスに加え、カラダ測定ポッドを、働く日常の中で健康との接点を持つサービスとして導入するとした。日本橋室町三井タワーを起点に、オフィスワーカーを中心としながら来街者にも開かれたサービスとして、街全体にヘルスケア体験を広げる考えだ。

なお、現時点で利用者数などのKPIは設定せず、まずは日本橋室町三井タワーでの利用状況を確認し、利用者のニーズや意見を踏まえて、他の場所での展開や今後のサービス内容を検討する。

PHRコネクト共同企業体は、カラダ測定ポッドを駅やオフィス、商業施設など生活者の日常動線へ展開することで、健康管理や健康対策を行ないやすい環境の創出を目指す。三井不動産は、今回のサービス提供を通じて得られる知見をもとに、オフィスワーカーの健康増進やウェルビーイング向上に資するサービスのあり方を検討する。あわせて、「&BIZ」を通じた情報発信や、測定結果をきっかけとした商品・サービスのレコメンドなど、テナント企業との連携も進める。