MicrosoftとNVIDIA、Anthropicが戦略的提携　AzureにClaude採用など

MicrosoftとNVIDIA、Anthropicは18日(米国時間)、新たな戦略的提携を発表した。AnthropicはAIモデル「Claude」を、NVIDIAの技術を基盤とするMicrosoft Azure上でスケールアップし、Azureの企業顧客にはClaudeなどモデル選択肢の拡充と新機能が提供される。

また、Anthropicは300億ドル相当のAzureコンピューティング容量を導入し、最大1GWの追加容量を契約する。提携の一環として、NVIDIAは最大100億ドル、Microsoftは最大50億ドルをAnthropicに投資する。

NVIDIAとAnthropicの提携では、初めての深い技術上のパートナーシップを確立。両社が設計とエンジニアリングで協力し、Anthropicモデルの性能・効率・TCOの最適化とともに、将来のNVIDIAアーキテクチャにおけるAnthropicワークロード向け最適化を目指す。Anthropicのコンピューティング契約は、NVIDIA Grace BlackwellとVera Rubinシステムによる最大1GWの演算能力から開始される。

MicrosoftとAnthropicは提携の拡大により、企業向けClaudeのアクセスを拡充。Microsoft Foundryの顧客は、Claude Sonnet 4.5、Opus 4.1、Haiku 4.5を含むAnthropicのClaudeモデルを利用可能となる。これにより、Claudeは世界の主要な3つのクラウドサービス(Azure、AWS、Google Cloud)の全てで利用可能な唯一のフロンティアモデルとなるという。また、Microsoftは、GitHub Copilot、Microsoft 365 Copilot、Copilot Studioを含むMicrosoft Copilotファミリー全体で、Claudeを継続利用する。