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リアルタイム生成の世界を探索「Genie 3」試験提供開始
2026年1月30日 13:03
Googleは、“世界”を創造し探索できる実験的な取り組み「Project Genie」の提供を開始した。米国にて、AIサブスクリプションの「Google AI Ultra」を契約する18歳以上のユーザーが利用できる。提供地域は拡大する方針。
基盤となるモデル「Genie 3」は、ユーザー(キャラクター)が移動する方向にあわせて世界をリアルタイムに生成し、なおかつ生成した世界の一貫性を保つという「ワールドモデル」が特徴。現実世界のシミュレーションを試みる側面もあり、地球世界の複雑な物理法則や相互作用を模倣した世界を生成するのが目標。これは汎用人工知能(AGI)が世界を理解するために必要な要素としており、Genie 3はAGIの実現をサポートするものとして開発されている。
「Project Genie」は、Genie 3、Nano Banana Pro、Geminiを統合したもので、Webブラウザから利用するアプリとして提供される。Genie 3が生成する映像は720p・24fpsで、Project Genieで一度に探索できる時間は最大60秒。
Project Genieではまず、Nano Banana Proを用いたスケッチとして、テキストのプロンプトや生成・アップロードした画像などから、キャラクターや世界を構築する。歩く、飛ぶなどの移動手段や、一人称・三人称視点なども定義できる。
作成したワールドは、移動して探索することが可能。視点・キャラクターの移動・行動にあわせて、前方の道がリアルタイムに生成される。構築されたワールドは、新しい解釈を加えて“リミックス”も可能。探索した様子は動画としてダウンロードできる。
GoogleはGenie 3について、実験的なプロトタイプであり、初期の研究モデルであるとしている。現在は、生成された世界が実物のように見えない場合があることや、操作性が悪くなる場合があること、生成時間が60秒に制限されていること、2025年8月のGenie 3発表時の内容の一部はまだ含まれていないことなどを案内している。


