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池袋マルイ跡地に27階建「IT tower」26年3月開業 ビック出店

外観パース

IT tower TOKYO合同会社は、池袋駅西口の池袋マルイの跡地で進めている「IT tower TOKYO プロジェクト」について、施設概要と開業日を決定した。2026年3月14日に、地上27階・地下4階、高さ140mの、池袋西口エリアの新たなランドマークが開業する。

所在地は東京都豊島区西池袋3丁目28番13号で、池袋駅8路線の各改札から地下通路でアクセスできる。敷地面積は3,348m2、延床面積は41,639m2。同地にあった池袋マルイは21年8月に閉店した。

周辺環境
各路線改札口からの地下アクセスイメージ
エチカ地下通路C4入口イメージ
オフィスエリアへのエスカレーターイメージ
21年8月に閉店した池袋マルイ(21年7月撮影)

地下1階から地上4階では商業テナントを展開。2~4階にはビックカメラが出店する。ビックカメラは、専門性の高い販売員がライフスタイルを提案する、これまでのビックカメラとは違う新しい形の店舗を目指すとしている。

そのほか、地下1階と地上1階、2階の一部に飲食店、ドラッグストア、スーパーマーケットが出店。発表された出店テナントは、「タリーズ コーヒー アンド ティー」「スターバックス」「ザ シティ ベーカリー」「ウィズ グリーン」「パーフェクト ビア スタンド」「カプリチョーザ」「ビオラル」「成城石井」「ウエルシア」。

フロア構成

6~25階はオフィスフロア。基準階オフィスフロアは963.2m2(291.37坪)で、天井高3,000mm、整形無柱オフィス空間とするなど、ゆとりがあり、自由度の高い設計とした。

施設内には多彩なワーカーサポート施設を整備。5階にCCCによる「SHARE LOUNGE」、8階にリフレッシュスペース、14階に三井不動産による「ワークスタイリング」、17階にプレミアムラウンジを設置する。

SHARE LOUNGEは池袋エリア初展開。ワークスペースとしてだけではなく、カフェ・バーとしても利用できることが特徴で、SHARE LOUNGEとしては初めてコミュニティ食堂とコラボレーションする。平日のランチタイムは同ビルのコミュニティ食堂として、入居企業のワーカーだけではなく、一般にも開放する。コミュニティ食堂は26年12月頃オープン予定。

SHARE LOUNGEイメージ

リフレッシュスペースはランチ、休憩などに利用できるスペース。同ビル内で就業している人だけが利用できる。

リフレッシュスペースイメージ

ワークスタイリングは三井不動産が運営する法人向けシェアオフィス・レンタルオフィス。オープンスペース、個室、会議室、1席単位で契約できるレンタルオフィスを用意する。26年春頃オープン予定。

ワークスタイリングイメージ

プレミアムラウンジは、15~25階の高層階に入居する企業だけが利用できるスペース。来客対応や商談、社内ミーティング、出張者のワークスペース等、自社ワークプレイス以外のサードプレイスとして利用できる。

プレミアムラウンジイメージ

そのほか、メディカル&ウェルネス施設を設置。6~7階に「総合健診センター ヘルチェック」(27年1月開院)、8階に「IT tower クリニックモール」(26年9月以降順次開院)を展開する。

建物は、高さ140mの超高層建物に2つのトラス架構を有する制振構造を採用。極めて稀に発生する地震動(想定震度6強程度)においても建物被害を小破程度に抑え、避難所として利用できるレベルの耐震性能を有するとしている。

IT tower TOKYOの施設コンセプトは「with-IT 新しい価値を、世界を超えて」。ITを中心としたあらゆる分野の価値発見力が参集する施設を目指す。竣工は12月末予定。