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ラゾーナ川崎やららぽ豊洲、三井の主要4施設を大規模リニューアル

三井不動産は、ラゾーナ川崎やららぽーと豊洲など、首都圏のショッピングセンター4施設を2026年以降順次、大規模リニューアルする。屋内外のイベントスペースを整備し、スポーツやエンターテインメント連携を加速させていく。

対象施設は、「三井ショッピングパーク ラゾーナ川崎プラザ」、「三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲」、「三井ショッピングパーク ららぽーと柏の葉」、「三井ショッピングパーク ららぽーと横浜」の首都圏リージョナル型ショッピングセンター4施設。

いずれの施設も三井不動産の商業施設事業を加速させる存在として、2006年秋から2007年春にかけて開業。今回、開業20周年を迎えるにあたり、大規模リニューアルを実施する。

リニューアルでは、屋内外のイベントスペースにおけるハード面の環境整備を進めていく。出店者だけでなく、スポーツチーム・アーティスト・地域の人々と連携し、パブリックビューイング・音楽キャラバンなどを行ない、スポーツ・エンターテインメント連携を加速させる。

また、各施設の特性に合わせたテナントを強化し、高まる飲食ニーズに合わせた食機能を拡充。これらのリニューアルにより、リアルの体験価値の最大化を狙う。

4施設ともに2006年~2007年に開業

ラゾーナ川崎プラザ

2006年に開業したラゾーナ川崎プラザは、過去に2度の大規模リニューアルを実施。2012年に都心型ファッションの誘致などで“都市×郊外”のハイブリッド型施設に進化し、2018年にルーファ広場への人工芝敷設やグランフード刷新、約170店舗の改装を行ない、快適性と食体験を強化した。

今回のリニューアルでは、2026年秋以降、体験型の物販店誘致、食機能の強化、共用部改修を中心とした、過去最大規模のリニューアルを計画している。リアルタイムのライブ感・ブランドの世界観、スポーツ・エンターテインメントとの連携イベントを提供する次世代型“体感型”の商業施設として再構築を目指す

ラゾーナ川崎プラザ外観
内観

ららぽーと豊洲

ららぽーと豊洲は、「寛ぐ・潤う・遊ぶ」というテーマのもと2006年に開業。2012年には、湾岸エリアならではの「豊洲スタイル」をテーマに約80店舗を入替改装し、海と豊洲公園を活かすフードコートを新設した。

2020年には、約30店舗の「豊洲ベイサイドクロス」商業ゾーンを、「アーバンドックららぽーと豊洲3」として開業。ファミリー層を中心に、オフィスワーカーやインバウンド客も過ごせる施設として展開している。

今回のリニューアルでは、2026年初頭から共用部の大規模改修やテナントラインナップを強化。これまで育んできたオフィス・商業・ホテルといった機能に、スポーツ・エンターテインメントを掛け合わせ、新しい体験価値を提供する施設へ進化させていく。

ららぽーと豊洲外観
フードコート

ららぽーと柏の葉

ららぽーと柏の葉は、2006年につくばエクスプレス 柏の葉キャンパス駅前に開業。公民学連携の街づくり「柏の葉スマートシティプロジェクト」の中核商業施設として位置づけられている。

2013年に初の大規模改装を実施し、新規50店舗含む76店舗を刷新。2014年には北館が開業し、本館と接続することで増床した。2016年にはフードコートを大きく再整備し、2019年には食物販ゾーンを強化、これまで3度のリニューアルと1度の増床を行なってきた。

現在、周辺エリアでは居住人口・就業人口ともに大幅に増加しており、今後は高まる飲食ニーズに応え、2027年春以降のリニューアルで飲食関連機能の強化を中心に進めていく。

また、共用部の改修によりスポーツ・エンターテインメント連携イベントの積極的な誘致も行なう。

ららぽーと柏の葉外観
フードコート

ららぽーと横浜

2007年に開業したららぽーと横浜は、これまでに2度のリニューアルを実施。2013年の大規模リニューアルでは、全279店舗のうち日本初上陸の店舗を含めた133店舗を新設・改装。 2019年のリニューアルでは、食物販ゾーンや共用部各所の強化を進めてきた。

大規模リニューアルは2026年春以降に予定しており、テナントラインナップの強化や、フードコートをはじめとした食の充実、セントラルガーデンや館内イベントスペースのスポーツ・エンターテインメント機能の強化等を実施する。

ららぽーと横浜外観
内観