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Pebble、記憶を助ける指輪型録音デバイス「Index 01」
2025年12月10日 12:47
ウェアラブルデバイス「Pebble」を手がけるPebbleは、指輪型の録音デバイス「Index 01」の予約受付を開始した。予約価格は75ドルで、出荷は2026年3月より順次行なわれる。発売後の価格は99ドルとなる予定。
Index 01は、現在主流となっている心拍数、活動量、睡眠といった身体のコンディションを測るスマートリングとは異なり、思いついたアイデアや日常生活におけるリマインダーなどを即座に音声で記録することに特化している。Index 01はマイクと指輪側面に物理ボタンを備え、ボタンを押しながら話すことで音声を録音し、スマートフォンへ転送される。録音内容はメモアプリやリマインダー機能に連携できる。
側面にボタンを備えることで、皿洗い中、買い物をした荷物で両手が塞がっているときなど、あらゆる日常シーンでも片手だけで即座に録音可能とした。「子どもを迎えにいくためのタイマー」、「午前11時に薬局に電話するのを忘れないで」といった、“記憶を助けるデバイス”として設計されている。
本体は高いプライバシー性とメンテナンスフリーの設計を採用。インターネット接続やサブスクリプション契約は不要で、録音はボタンを押した時のみ行なわれる。また、充電不要の酸化銀電池を採用し、1日10~20回(3~6秒/回)録音した場合、2年間の稼働が可能だ。バッテリー交換時にはリサイクル対応を案内する。
本体はステンレススチール製で、耐水対応。サイズは米国リングサイズで6~13の8種類、カラーはポリッシュシルバー、ポリッシュドゴールド、マットブラックの3色を展開する。
スマートフォンとの接続はBluetooth経由で、iOSおよびAndroidの両プラットフォームに対応。録音内容はオープンソースのモバイルアプリ上でローカル処理され、音声からテキストへの変換や簡単なアクション(リマインダー追加や音楽操作など)も可能。音声はクラウドに送信されず、ローカルで処理される。
さらに、Index 01本体にはオンデバイスストレージが搭載されており、圏外でも最大5分間の録音が可能。録音は後からスマートフォンと同期される。



