ニュース

アマゾン、PerplexityのAI購入代行に停止要求

Amazonの声明

米Amazonは5日(米国時間)、AIブラウザー「Comet」を展開するPerplexityに対し、CometにおいてAmazonで商品をブラウザーが自動購入する機能を除外するよう求めていくとの声明を発表した。

AIブラウザーのCometでは、CometアシスタントにAmazonで商品を探して購入するよう依頼すると、Amazonにログインしていれば、Cometアシスタントが商品を見つけて購入を代行する。また、選択肢を比較し、ニーズに最適な商品を購入するよう依頼することも可能という。

Amazonでは、この機能に対し、「顧客に代わって購入を行なうサードパーティアプリケーションは、透明性を保ち、サービス提供者側(本件ではAmazon)に参加するかどうかを決定させるべき」と主張。Cometにより、「ショッピング体験とカスタマーサービスが著しく低下している」とし、機能停止を求めている。

Perplexity Cometを使ってAmazonで電動昇降デスクを探す(イメージ)

Perplexityはこの声明に反発しており、「全てのインターネットユーザーに対する脅威」で「威圧的戦術」と言及。Cometによる、買い物の簡素化は「取引増加と顧客満足度向上につながるが、Amazonは広告やスポンサー結果の表示、アップセルや複雑なオファーによる購買決定への介入を重視している」と主張し、「広告を売り込むため、ユーザーの権利を排除しようとしている」と訴えている。

Perplexityの声明