ニュース

アスクル、ランサムウェア攻撃の犯行声明を確認 影響範囲は調査中

アスクルは31日、10月19日に発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害について、ハッカー集団からの犯行声明を把握し、事実関係の確認を進めると発表した。

事業者向けを中心にしたECサイト「アスクル」や個人向けの「LOHACO」で、ランサムウェア感染によるシステム障害が発生し、受注と出荷を停止している。共同通信や日本経済新聞の報道では、「ランサムハウス」と呼ばれるハッカー集団が30日に犯行声明を出したと報じられているが、アスクルでも当該声明を確認したという。個人情報や顧客データなどの外部への流出を含めた影響範囲については「調査中。確認ができ次第すみやかにお知らせする」としている。

アスクルでは、19日以降出荷を止めていたが、29日からは医療機関や介護施設などの一部法人ユーザーに限定した出荷を再開している。本格復旧の時期は未定で、新規の受注は行なっていない。