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KDDI、eSIM搭載PC向け通信サービスに“ドコモ回線”追加

KDDIは、製品やサービスと通信を一体化する「ConnectIN」を採用した法人向けPCにおいて、NTTドコモ回線の対応を開始した。

これにより、ユーザーのニーズに応じて「au回線」「NTTドコモ回線」「au回線とNTTドコモ回線併用」を選択できるようになる。au回線とNTTドコモ回線の併用により、災害時などにおけるBCP対策も可能。

第1弾として11月から、Dynabook、VAIO、ダイワボウ情報システムの3社の製品において、NTTドコモ回線への対応を開始する。対応開始日は各社により異なり、各社から案内される。今後も対応製品は順次拡大予定。

Dynabookは「dynabook eSIM Startin’」、VAIOは「5年間無制限データ通信付モデル」、ダイワボウ情報システムは「DIS mobile inside」として、それぞれeSIM搭載のConnectIN対応製品を展開しており、既存サービスにおいてはDynabookとダイワボウ情報システムは4年間、VAIOは5年間、無制限のデータ通信を利用できる。

2025年1月に発表された「ConnectIN」対応のノートPC
VAIO Pro PG(VJPG32シリーズ)のPC上部アンテナ部分

「ConnectIN」は、eSIMを活用し、ノートPCのメーカーやダイワボウ情報システムなどの展開企業が、モバイル回線(WAN回線)を製品に一体化して販売できるようになるサービス。KDDIはノートPCのメーカー・展開企業向けに、WAN回線にまつわるシステムやサービスをまるごと提供するほか、エンドユーザーやPCメーカー・販売企業に通信料を請求せず、販売台数からレベニューシェアをするという新しい方法を採用している。