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西武、新型の高級レストラン列車 28年運行開始
2025年10月21日 20:00
西武鉄道は、新型レストラン列車を新造し、2028年3月から運行を開始する。
西武鉄道は、東京都内を発着する唯一のレストラン列車として、全席でフルコース料理を提供する「52席の至福」を運行している。コロナ禍で一時停止していたものの、2016年から現在までに8万人以上が乗車したという。
新たに運行を開始する新型レストラン列車は、「52席の至福」をさらにグレードアップしたもので、「格別な空間デザインや料理」が特徴。「大切な人と過ごす、かけがえのない時間」を追求する、と謳う。全国でレストランやカフェ、ホテルを展開するバルニバービが料理やサービス提供を担当し、沿線の食材も取り入れたフルコース料理が提供される。
新造車両は、西武鉄道の特急電車「Laview」(ラビュー)がベースで、独創的な建築で世界的に評価されている建築家の妹島和世氏がデザイン。鏡のように輝く車体が特徴になる。また、厨房車両は70名程度の乗客に温かい料理を熱々のまま提供できるよう、厨房面積を広く取った「日本一の厨房車両」になる予定。
新型レストラン列車の愛称は未定。車両数は1編成4両で、厨房車両は1両(3号車)、客席車両は3両(1・2・4号車)。定員は70名程度で、8名程度の個室1部屋が含まれる。運行区間は池袋線、新宿線、西武秩父線など。運行日数は、臨時電車として週末を中心に年150日程度を予定、平日貸切運行なども想定する。



