ニュース

ホンダ、自転車を電動アシスト化する「スマチャリ」ライセンス事業

ホンダは、さまざまな自転車を電動アシスト化サービス「SmaChari(スマチャリ)」について、電動アシストユニットとソフトウェアをパッケージ化し、自転車部品卸事業者向けに販売する「SmaChari Kit(スマチャリ キット)」のライセンス事業を開始した。

販売については、ホダカがホンダとのライセンス契約に基づき、自転車メーカーや自転車販売店向けに提供を開始した。SmaChari Kitを搭載した完成車は、2026年1月以降、全国の自転車販売店などの取り扱い店舗から順次発売される予定。

SmaChariは、スマートフォンアプリと自転車に取り付ける電動アシストユニットで構成。日本初となる、個々の取り付け車両のタイプに合わせて法規に準拠するアシスト出力を算出、適用させる出力制御技術により、さまざまなタイプの自転車を電動アシスト化・コネクテッド化することが可能なサービス。

ユーザーは、スマートフォンアプリを通じて、電動アシストシステムの起動や個人に合わせたアシスト出力の最適化や走行状態など、コネクテッド機能を活用したさまざまな機能・情報を利用できる。

従来は、SmaChari搭載モデルの開発・販売にあたり、ホンダとライセンス契約を締結した自転車販売会社と、完成車ごとに共同開発を行なってきた。今回、SmaChariの導入に必要な電動アシストユニットとソフトウェアをパッケージ化してライセンス販売することで、より多くの販売店での取り扱いが可能になる。

また、各取り扱い店舗によりSmaChari Kitを使ってスポーツバイク、シティバイク、小径車(ミニベロ)など、幅広いタイプや価格帯のSmaChari搭載完成車の提供も可能になる。