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41階建「ザ・ランドマーク名古屋栄」に商業施設「HAERA」 26年初夏開業
2025年10月15日 12:24
名古屋市中区錦三丁目で開発が進められている「ザ・ランドマーク名古屋栄」の地下2階~地上4階に、商業施設「HAERA(ハエラ)」が2026年初夏に開業する。J.フロント リテイリング、大丸松坂屋百貨店、パルコ、J.フロント都市開発が推進する。
ザ・ランドマーク名古屋栄は、地上41階建て、高さ約211mの、26年3月竣工予定の複合施設。三菱地所、J.フロント都市開発、日本郵政不動産、明治安田生命保険、中日新聞社の5社が事業に携わっている。
J.フロントとしては、パルコのファッション・カルチャー、大丸松坂屋百貨店のラグジュアリーな世界観、J.フロント都市開発のデベロッパー事業等、グループが一体となって強みを発揮したラグジュアリーモールを目指す。延床面積は約18,776m2。
所在地は名古屋市中区錦三丁目2501番1、2501番2、2514、アクセスは地下鉄東山線・名城線 栄駅直結。久屋大通・大津通に面した場所で、世界を代表するラグジュアリーブランドが大型メゾネット店舗を構え、栄での新たな顔を創り出すとしている。また、新たな文化を生み出すニュークラシックなファッションやライフスタイル提案、ハイグレードからカジュアルシーンまでを網羅したレストランやスイーツ等による様々な食体験の場を提供する。
HAERAの施設名称は、「栄える+era(時代)」からの造語。次の栄える(はえる)をつくる、街の新しい賑わい・時代をつくっていく起点になりたいという思いが込められている。
ロゴデザインは韓国・ソウルを拠点として活動するデザインスタジオ Ordinary Peopleによるもので、“栄”という漢字の造形をモチーフとしている。時代とともに変容する漢字から着想を得て、伝統的な形状を残しつつも、新たな時代に響くモダンなムードで表現した。伝統と新しさの融合によりHAERAのアイデンティティを映し出し、成長と革新のための舞台を整えていくというイメージで制作したという。
施設コンセプトは「PUBLIC MUSEUM」。新しいものやインスピレーションが集まり感性が交差する場所として、訪れる人のそれぞれの視点で完成するミュージアムのような体験価値の創出を目指す。空間デザインやアート、ラグジュアリーファッション、飲食店など約65店舗の出店を予定している。店舗は26年春頃発表予定。
内装の環境デザインは、デジタル技術と建築の知見とを駆使した建築設計を行なっているNOIZが手掛けた。PUBLIC MUSEUMのコンセプトに沿い、各階を⼀つのスタイルを体現するギャラリーと捉えて設計したという。
HAERAでは、松坂屋名古屋店、名古屋PARCO、BINO栄、名古屋ZERO GATE、JFRカードや、グループ外の地域の施設・サービスと連携することで、名古屋栄エリアの魅力向上や活性化への貢献を図る。






