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田町駅前、森永プラザビル跡地に24階建てランドマーク
2025年10月1日 17:56
三井不動産、森永乳業、JR東日本は、田町駅西口駅前の旧森永プラザビルを建て替え、地上24階・地下2階・高さ約125mのランドマーク物件を建設する事業に着工した。駅前ロータリーの整備や交差点改良、地下鉄バリアフリー通路の新設もあわせて実施する。建物完成は2029年3月、全体竣工は2033年度中を予定している。
森永プラザビル跡地を中心に、敷地面積約6,615m2、延床面積約98,570m2となる、オフィス・商業施設・産業支援施設を備えた複合施設を建設するプロジェクト。JR田町駅西口デッキおよび都営地下鉄三田駅に直結する。所在地は東京都港区芝五丁目412番6号(地番)ほか。
商業施設は1~3階にてアトレを展開。産業支援施設は4階に、スタートアップの育成・支援拠点となる施設を整備する。運営パートナーとしてインキュベーション施設運営を手掛けるATOMicaを迎え、田町・三田エリアに集積する大企業・メガベンチャー等との交流や双方の事業機会の獲得につなげられる施設を目指す。
オフィスは6~23階に整備。1フロア約3,090~3,270m2と、三田エリアでも最大級のフロアプレートとなる。一部フロアについては森永乳業が本社移転を計画している。
駅まち一体の基盤整備も実施。地上レベルにおいて、交通広場の整備、歩道部の拡幅、バスやタクシーの乗降場の引き込みなどを通じて、歩行者ネットワークの改善を図る。交通広場は約1,200m2から約3,000m2へ拡張する。
また、国道15号(第一京浜)に面する交差点をスクランブル化。安全性向上、滞留空間の拡張などを図る。2033年には緑地広場を整備する予定。
2階レベルにおいてはJR田町駅構内の東西自由通路の拡幅と駅前デッキ広場の拡張を予定。通勤時の混雑緩和に向けた取り組みや、都営地下鉄三田駅と接続する地下鉄バリアフリー動線の新設を進める。駅前デッキ広場は約2,000m2規模の整備を実施予定。
建物建設を1期工事、2033年度に整備する緑地広場を2期工事として進められる。
なお、JR田町駅では東口側でも、東西自由通路拡幅整備および駅前広場整備が進められている。










