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京王、大型フリースペース設置の新型通勤車両「2000系」

大型フリースペース「ひだまりスペース」

京王電鉄は、新型通勤車両「2000系」の運行を2026年1月31日に開始する。子育て世代やシニア世代など、年齢や性別、目的を問わず快適に鉄道を利用できるよう、5号車に同社初となる大型フリースペースを設置する。

大型フリースペースは、ベビーカーや車いすの人にとって利用しやすいエリアを拡大したスペース。加えて、子供が夢中になれるような大型窓を設置した。愛称は一般参加できる投票にて、「ひだまりスペース」に決定した。設置号車は車両乗降時、エレベーターの設置率が高い5号車とした。

5号車の大型窓

2000系の最終的な導入数は、10両固定を4編成、計40両。27年3月までに40両を導入する計画で、26年1月31日にはに10両1編成の営業運転を開始する。

新型車両外観

外観は、車両前面、側面ともに円をモチーフにしたラウンド型とし、優しさを感じ、安心できる車両を表現した。内装もラウンド形をモチーフとした、ナチュラルな空間としている。

新型車両内観

環境性能に関しては、同社7000系車両と比較して約20%の省エネ性能向上を実現したという新型のVVVFインバータ制御装置を導入した。

京王電鉄公式YouTubeチャンネルでは、2000系製作工程の様子を公開している。「#1構体製作」「#2構体総組」「#3トラバーサーによる車体移動」「#4床下屋根上機器吊り」「#5内装・ぎ装」「#6台車枠製缶・台車総組」「#7塗装・ラッピング」を公開中で、今後も順次公開する。

2000系製作工程動画 サムネイル
#7塗装・ラッピング