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Visaのクリック決済、25年内に日本でスタート ECも簡単決済
2025年9月16日 11:17
ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)は、カード発行会社やアクワイアラ、ペイメントサービスプロバイダ(PSP)らと協業し、日本でクリック決済(Click to Pay)を2025年内に順次開始する。
Visaのクリック決済は、オンラインショッピング(EC)の購入手続き時にカード情報等の手入力が不要になるソリューション。対面でのタッチ決済のような手軽さと安全性をオンラインでも実現することを目指している。EMVCoの標準規格に則り、利用者側の購入の複雑さや安全性への不安が解消しながら、EC事業者側の決済時のユーザーの離脱(カゴ落ち率)を減らし、売上向上を図る。
クリック決済を先行して導入したJust Eat Takeaway.comでは、従来の手入力のカード決済に比べて不正利用が50%削減したほか、オーソリ承認率が8%改善。また、利用者の決済に要する時間が4分の1に短縮されているという。
セキュリティ面もより強固になっているほか、カード情報を事前に登録する加盟店では、加盟店に登録されているカードと、クリック決済に登録されているカードの併用が可能になり、利用者の支払い方法の選択肢が広げられる。
なお、国内で発行されているすべてのVisaカードは、原則クリック決済の機能の利用が可能となり、対応のカード会社はあおぞら銀行、アプラス、イオンフィナンシャルサービス、NTTドコモ、エポスカード、関西みらい銀行、カンム、埼玉りそな銀行、GMOあおぞらネット銀行、ジャックス、ポケットカード、北國銀行、三井住友カード、三菱UFJニコス、みなと銀行、ライフカード、りそな銀行、琉球銀行。クリック決済の利用には、事前の登録が必要となる。
また、今後クリック決済をVisa加盟店へ提供予定のパートナーとして、Adyen Japan、SBペイメントサービス、NTTファイナンス、GMOペイメントゲートウェイ、Worldpayなどが予告されている。

