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PerplexityがGoogle Chrome買収に名乗り 5.1兆円規模
2025年8月13日 15:55
AI検索のPerplexityは、Googleに対し、Chromeブラウザの買収に向けて345億ドル(5兆1,000億円)の提示を行なった。Wall Street Journalなど複数の米国メディアが報じている。
米国のGoogleにおける独占禁止法違反訴訟において、司法省は「Chrome」の売却を求めている。司法省は、Googleの検索とWebブラウザにおける高いシェアを持っていることが、結果として「検索」と「広告」の市場独占につながっていると指摘。Googleは対案を示すとともに、反論している。
こうした背景からChromeの「買い手」としてPerplexityが手を挙げた形だ。WSJによれば、書簡では「公共の利益を重視しながら独占禁止法上の是正措置を満たすため、独立した運営者に移管する」と説明しているという。
Perplexityは7月に独自のAI検索エンジン「Comet」を公開し、有料ユーザー向けに展開している。また、マイクロソフトの「Edge」も、Copilotを搭載したAIエージェントサービス「Copilot Mode」を搭載しているほか、OpenAIもブラウザを開発中とされている。


